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神奈川芸術劇場でNoism公演ー写真家・篠山紀信さんトークも

作品「中国の不思議な役人」より(撮影:篠山紀信 撮影協力:サイトウ・キネン・フェスティバル松本)

作品「中国の不思議な役人」より(撮影:篠山紀信 撮影協力:サイトウ・キネン・フェスティバル松本)

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 KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で12月25日と26日、劇団Noism(ノイズム)によるツアー公演が行われる。

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 Noismは、2004年4月に日本初の劇場専属舞踊団として新潟市民芸術文化会館に発足。新潟を拠点に活動するコンテンポラリーダンスカンパニーで、演出振付家で舞踊家の金森穣さんが芸術監督を務める。同劇団のメーンカンパニーNoism1(ノイズムワン)は、ヨーロッパスタイルのダンスカンパニーとして、2007年以降、独創的な作品を国内のほか海外7カ国10都市で公演。

 今回は新潟での再創作を経て、ツアー版として「solo for 2」「中国の不思議な役人」の2作品を上演する。日々鍛錬を重ね、圧倒的な身体表現能力を誇る舞踊団Noismとして、異なる雰囲気を持つ2つの世界を表現する。主催は新潟市芸術文化振興財団。

 演出振付は、りゅーとぴあ舞踊部門芸術監督でNoism芸術監督の金森さん。出演はNoism1とNoism2。

 「solo for 2」は、「NHKバレエの饗宴2012」招待上演作品で、漆黒の空間に浮かびあがる金色の椅子と舞踊家の身体のみで描かれる緊張感ある舞台。一方、「中国の不思議な役人」は、「サイトウ・キネン・フェスティバル松本2011」で発表したオリジナル作品「バルトーク・ダブルビル公演」よりアレンジした作品で、人間の素性が渦巻くバルトークの名作を、新たな解釈で描いている。

 全公演後には、金森さんを迎えたアフタートークを実施。ゲストには、長年Noismを撮り続けている写真家の篠山紀信さん(25日)、 Noism1メンバー(26日)が出演する。

 金森さんは「今回のプログラムで上演される『中国の不思議な役人』はオペラ界に、そして『solo for 2』はバレエ界に、新潟で誕生したNoismという舞踊団の力を存分に開示してくれた。そしてこの2つの作品を同時上演する事は、Noismという、21世紀地方公立劇場文化の力を、存分に開示する事となるのでは」と話している。

 会場はKAAT 神奈川芸術劇場 ホール。開演は19時。チケットは5,500円。問い合わせは神奈川芸術劇場(TEL 045-662-8866 :チケットかながわ)ほか。

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