横浜みなとみらいホールで「神奈川フィル」が公開リハーサル

神奈川フィルのリハーサルの様子

神奈川フィルのリハーサルの様子

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 横浜みなとみらいホール(横浜市西区みなとみらい2)で6月23日、神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会の公開リハーサルが行われる。

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 神奈川フィルハーモニー管弦楽団は1970年3月にロリエ管弦楽団として発足したオーケストラ。翌1971年10月に、名称を神奈川フィルハーモニー管弦楽団に変更した。「神奈川の文化のシンボル」として親しまれ、クラシック音楽の普及を目的に全国的な活動を続けている。

 公開リハーサルは、神奈川フィルハーモニー管弦楽団と横浜みなとみらいホールの共同企画で、今年4月より定期演奏会に先立ち、毎月1回実施している。当日は、公演ホールにあった演出や音づくりの過程を至近距離で観覧できる。

 座席は、舞台を取り囲むように位置する2階バルコニー席(LA・RAブロック)、P席を用意。舞台正面に設置されたパイプオルガン手前の座席(P席)では、指揮者がオーケストラメンバーに指示を出す様子を目の前で見られる。

 指揮者は現田茂夫さん。リハーサル見学後は、ホワイエでオーケストラスタッフらが参加者の疑問に答える「質問コーナー」も。

 横浜みなとみらいホール広報担当の政本美紀さんは「普段は背中を向けている指揮者の表情が見られる公演直前の舞台裏。指揮者が実際にどのような指示を出しているのか、メンバーがどう反応して音楽を作り上げていくのか。公開リハーサルを通して、オーケストラの新たな魅力に触れていただけたら」と話す。

 会場は会場は横浜みなとみらいホール 大ホール。開催時間は15時~16時(入場は14時30分~14時55分。14時55分以降は、舞台正面席)。当日先着順(未就学児入場不可)で、入場無料。

 神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、2009年4月より世界的指揮者の小澤征爾さんに師事した金聖響が常任指揮者に就任。同楽団は、東日本大震災の復興支援に向けたチャリティーコンサートを県内各地で行っており、神奈川新聞厚生文化事業団を通して日本赤十字社に義援金を寄付している。

 今年2月には、神奈川県知事、横浜市長、県内の経済人などにより、同フィルへの資金援助を支援する「がんばれ!神奈フィル 応援団」が設置され、楽団の経営をサポートする「神奈フィル ブルーダル基金」への寄付を呼びかけている。

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