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みなとみらいホールで仙台フィルがコンサート-音楽の力で復興を

会場となる「横浜みなとみらいホール」小ホール

会場となる「横浜みなとみらいホール」小ホール

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 横浜みなとみらいホール(横浜市西区みなとみらい2)で5月15日、「仙台フィルメンバー in横浜コンサート~被災地に届け!音楽の力~」が開催される。

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 仙台市では、同市に本拠を置くプロオーケストラ「仙台フィルハーモニー管弦楽団」が長年地域に根差した活動を行い、音楽祭「仙台クラシックフェスティバル」や仙台国際音楽コンクールが開催されている。今回の東日本大震災の影響で、仙台市内の多くの文化施設が使用できなくなり、仙台フィルハーモニー管弦楽団は、6月までの主催公演をすべて中止にした。

 現在、仙台フィルのメンバーは被災地に音楽を届けようと、「音楽の力による復興センター」事業を立ち上げ、楽団員が被災地にある避難所や病院などを訪問し、クラシック音楽を演奏している。

 横浜では、クラシック・ヨコハマ特別企画として、クラシック・ヨコハマ推進委員会、毎日新聞社、横浜みなとみらいホールが主催となり、仙台フィルの「音楽の力による復興センター」の活動を支援するために、仙台フィルのメンバーを招いてコンサートを開催する。

 出演者は仙台フィルハーモニー管弦楽団メンバーの柳澤直美さん(第1バイオリン)、小池まどかさん(第2バイオリン)、清水暁子さん(ヴィオラ)、八島珠子さん(チェロ)ほか。

 プログラム第1部は「音楽に託す私の思い~クラシック・ヨコハマ注目の次世代スター」と題して、曲目「J.S.バッハ/無伴奏バイオリンパルティータより」「イザイ/無伴奏バイオリンソナタ第2番より」「ヴィエニャフスキ/「ファウスト」の主題による華麗なる幻想曲op.20」「ドヴォルザーク=クライスラー/わが母の教え給えし歌」「サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン」など。第2部では「仙台から届く音楽の力~仙台フィルハーモニー管弦楽団のメンバー」というタイトルのもと、曲目「ボロディン/弦楽四重奏曲第2番」ほかを演奏する。

 入場料は「音楽の力による復興センター」へ全額寄付する。

 横浜みなとみらいホールは「音楽の力で復興を目指す仙台フィルの活動を横浜から支援するため、毎年秋に開催されている音楽祭『クラシック・ヨコハマ』の特別企画として、仙台フィルのメンバーを横浜に招いてコンサートを開催します。一人でも多くの方にご来場いただければ」と話す。

 会場は横浜みなとみらいホール 小ホール。13時30分開場、14時開演、16時15分終演予定。入場料2,000円(全席自由、未就学児入場不可)。定員は440人。問合せは横浜市市民局文化振興課(TEL 045-671-3715)まで。

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