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伊勢佐木モールでチャリティー陶器市-被災した窯元の笠間焼も

伊勢佐木モールの「初夏のチャリティ陶器市」では、被災地の焼物を紹介する「笠間焼コーナー」を設置している

伊勢佐木モールの「初夏のチャリティ陶器市」では、被災地の焼物を紹介する「笠間焼コーナー」を設置している

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 伊勢佐木モール(横浜市中区伊勢佐木町1)で、「初夏のチャリティ陶器市」が開催されている。

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 有名産地の焼物を集めた恒例のイベントで、期間中は、全国9産地の皿や茶碗、箸など約3万点を販売する。14回目を迎える今年は、会場に被災地の焼物を紹介する「笠間焼コーナー」を特設し、横浜市を通して収益の一部を東日本大震災の復興支援に充てる。主催は伊勢佐木町1・2丁目地区商店街振興組合。

 出店する焼物は、有田焼(佐賀県)、伊万里焼(佐賀県)、常滑焼(愛知県)、美濃焼(岐阜県)、瀬戸焼(愛知県)、信楽焼(滋賀県)、万古焼(三重県)など。日常使いの商品も充実し、価格は100円から数万円まで。

 笠間焼(茨城県笠間市)は、赤褐色で鉄分を多く含む笠間粘土の風合いを生かした焼物で、江戸時代以来の伝統を残した自由な作風をもつ。釉薬(ゆうやく)の流し掛け、重ね描き、青すだれ、窯変(ようへん)といった釉薬による装飾技法が特徴で、現在も民窯でぬくもりのある暮らしの焼物がつくられている。特設コーナーでは、被災した窯元が焼いた200点以上を販売する。

 伊勢佐木町1・2丁目地区商店街振興組合の石田隆さんは「笠間焼コーナーは人気で7日にスタートして、2日間でほぼ完売状態になりましたが、産地から焼き上げて出荷していただいている状態です。何度も商品の追加をしていただいております」と話す。

 会場はイセザキ1・2st、有隣堂前。開催時間は10時30分~18時(最終日は17時終了)。小雨決行。5月22日まで。

 伊勢佐木町1・2丁目地区商店街振興組合は文化芸術活動の一環として、イセザキモール内の「JRAエクセル伊勢佐木」(中区伊勢佐木町1)1階で、毎週木曜・金曜に寄席やコンサートを定期開催している。19日は落語に親しむ「伊勢佐木 木曜寄席」、20日には、定番クラシックからJ・ポップまで演奏する「フライデー・ミニ・コンサート」を実施。

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