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横浜に女性の就労支援カフェ&ギャラリー-新たな交流拠点に

横浜市南区にオープンした女性の就労・起業体験と地域交流を目的としたスペース「南太田カフェ&ギャラリー」

横浜市南区にオープンした女性の就労・起業体験と地域交流を目的としたスペース「南太田カフェ&ギャラリー」

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 男女共同参画センター横浜南 フォーラム南太田(横浜市南区南太田1、TEL 045-714-5911)に11月1日、女性の就労・起業体験と地域交流を目的としたスペース「南太田カフェ&ギャラリー」がオープンした。

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 同スペースは、働くことに困難を抱える女性の就労体験や起業体験を目的とした地域交流の場として、これまでは喫茶コーナーがあった同センター1階を改装してオープンした。喫茶スペース「めぐカフェ」をメーンに、貸出型スペース「みんなのカフェ」、出展スペース「小箱ショップとミニギャラリー」という3つの要素をもつ。

 めぐカフェでは、野菜スープ、ポタージュ、パン、コーヒー、紅茶、ハーブティーなどを販売。 スープには神奈川県産の地場野菜を使用し、化学調味料は一切不使用。天然酵母と国産小麦粉を使って焼き上げたパンは、南区の地域作業所「ぽれぽれ」のパンを使用している。

 カフェの店員として働くのは、横浜市男女共同参画推進協会が女性の就労や自立支援を目的に行ってきた「ガールズしごと準備講座」の修了生たち。この講座は、マイクロソフト株式会社、全国女性会館協議会、文部科学省の助成で実施している。同講座修了生の中からスタッフとして働くことを希望した10人が、講習会を受けながら開店までの準備を進めてきた。

 開店当日は42人が来客し、地域に完成した新たな交流の場としてにぎわいを見せた。スタッフの1人は「講習会や開店準備の時から和やかな雰囲気の中、みんなでがんばってきました。お客様にもそうした和やかな雰囲気を感じてもらえるようにしていきたい。何よりここで働くことが楽しいです」と話す。

 めぐカフェの営業日以外は、「みんなのカフェ」として飲食営業許可のある厨房と20席のスペースを貸し出すほか、併設された「小箱ショップとミニギャラリー」では制作物の出展や出品を行うことができ、表現活動のサポートにも取り組んでいく。

 男女共同参画センター横浜南の館長 岩船弘美さんは、同スペースのオープンにあたり「就職や起業を目指す女性が一歩を踏み出す手がかりをつかめる場としてだけでなく、地域の中でいろいろな人が出会う活動の場として育てていきたい」と話している。

 営業時間は、めぐカフェ=毎週月曜・水曜(11時30分~16時、第3月曜の休館日を除く)、みんなのカフェ=木曜~日曜(コアタイムは11時30分~14時)、ミニギャラリー=9時~21時、小箱ショップ=10時~20時。毎月、第3月曜休館。

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