MMで若手アーティスト集団「C-DEPOT」展覧会-旅がテーマ

ワークショップ「デカルコ・アニマル(ebc)」の様子(2008年)

ワークショップ「デカルコ・アニマル(ebc)」の様子(2008年)

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 横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)や象の鼻テラス(中区海岸通1)などを会場に、8月4日から展覧会「EXHIBITION C-DEPOT 2010 旅 - voyage -」が開催されている。

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 若手アーティスト集団「C-DEPOT」が毎年行っているイベントで、8回目を迎える今年のテーマは「旅」。絵画、イラストレーション、立体、工芸、映像、写真、メディアアートなどさまざまなジャンルのアーティストたちが、未知の世界を求め、自分探しの「旅」に出て取り組んだアート作品を紹介する。会期中は「旅」を切り口にした「美術教育」の一環として、ワークショップやパフォーマンス、アーティストトークなど創造的なプログラムを実施する。

 作品は、メディアアート×漆のコラボ「crystallized」(佐野絢子さん+鈴木太朗さん)、写真「PEEP」(滝口浩史さん)、金属「これからも、ずっと。」(丸山祐介さん)、衣装「transform」(松田亜希子さん)、絵画「Rosa ed azzuro」(名古屋剛志さん)、染色「An effect of ...」(Riyoさん)ほか。計29組のアーティストが参加する。

 関連イベントは、クリエイティブチームebcによるワークショップ(8月4日~9日)をはじめ、アーティストトーク(7日)、少女がそれぞれの経験を経て成長していく姿を描いたダンス・パフォーマンス1「Petite fille」(7日)、インドネシアの影絵ワヤン・クリとアニメーションのコラボレーションパフォーマンス2「elephant ant man」(8日)ほか。

 7日は、岩崎博物館ゲーテ座ホール(中区山手町254)で、2008年度武満徹作曲賞第1位、第19回芥川作曲賞にノミネートしたアンケート・アートのコンサート「アンケート・アート・フェス」を開催。コンピュータパフォーマンスからアンサンブル作品まで、多彩なアンケート・アートを発表する。料金は2,000円(全席自由)。

 同展は10月より上海(Shun Art Gallery会場)で巡回展を行う予定。

 C-DEPOTの金丸悠児さんは「アーティスト集団『C-DEPOT』の特筆すべき点は、絵画、伝統工芸といった歴史のあるアートから、メディアアートなど最先端のアートまで、実に多様であること。今年は、アーティスト達が『旅』を独自に解釈した作品を発表します。この機会に若手アーティスト達と、本当の自分を探す旅に出かけてみてはいかがだろうか。夏休みの『旅行』のひとつとして親子で楽しめる展覧会です」と話す。

 開催時間は横浜赤レンガ倉庫1号館=11時~20時、象の鼻テラス=10時~20時(最終日はともに18時終了)。入場無料。開催は8月9日まで。

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