中華街に宿泊体験型アート作品、「ヴィラ會芳亭」出現

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横浜トリエンナーレ2005参加アーティストの西野達郎氏は、横浜中華街の山下町公園にある東屋(あずまや)「會芳亭(かいほうてい)」を建築資材で囲ってホテルにした宿泊体験型作品「ヴィラ會芳亭」を制作、9月28日から宿泊施設として営業を開始する。西野達郎氏は、公共物を取り込むように制作した構築物の中に、私的な部屋を作るという大掛かりなインスタレーションを得意とするドイツ在住のアーティストで、地元の理解を得て企画が実現した。床面積は85平方メートル、會芳亭の屋根の下にベッドルームを設置し、シンプルな内装にカッシーナの家具を配置。ホテルの維持はローズホテル横浜が担当する。利用は1日1組(2名)で、1泊1名 2,000円。チェックインは19時、チェックアウトは10時。トリエンナーレ会期中は12時から18時まで内部を無料で一般公開する。予約は電話にて、9月20日から受付を開始する。予約受付時間は平日の15時から18時まで。9月17日には山下町公園で作品の完成披露内覧会が開催された。西野氏は、「横浜は港町のイメージで、人が外国からやってきて宿泊してまた出て行くところ。そこからホテルというアイデアが生まれました」とコメント。横浜市文化芸術都市創造事業本部本部長の川口良一氏は、「山下町、中華街、ローズホテル横浜と地元の皆様の協力に大変感謝しています。この作品は市民と協働で、コラボレーションで作品をつくっていく一つの例。今回の横浜トリエンナーレではいろいろな場所で作品を見てもらうことが特徴であり、これを通じて文化創造都市を実現していきたい」と語った。
ホテル ヴィラ會芳亭

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