関内で昆虫を知る「昆虫大学2014 in 横浜」-昆虫食屋台や虫グッズの販売も

昆虫大学ではさまざまな虫の標本や飼育キットを紹介する

昆虫大学ではさまざまな虫の標本や飼育キットを紹介する

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 関内のコミュニティスペース「さくらWORKS<関内>」で11月2日と3日、「昆虫大学 2014 in 横浜」が開催される。昆虫大学は、昆虫その他の「蟲(むし)」のもつ多様な魅力をプロから学ぶ不定期開催のイベント。

昆虫料理研究会の「昆虫食屋台」が昆虫の料理を提供する

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 さまざまな昆虫を紹介する標本やパネルの展示や、昆虫料理研究会が会場内のキッチンスペースを使って料理した昆虫の料理を提供する「昆虫食屋台」、カイコ羊毛フェルト作品の展示、アリの巣の不思議が観察できる「蟻マシーン」などの飼育キットや書籍、リアルクマムシぬいぐるみのほか、虫をモチーフとしたTシャツ・ステーショナリーなどの虫グッズの販売など、あらゆる角度から虫を楽しむことができる。

 「昆虫大学」は2012年11月に、好蟻性昆虫(アリと共生関係を結ぶ昆虫)をテーマに「昆虫と昆虫の共生」について都内の旧東京電機大学校舎でおこなわれた。以降、他イベントへの団体出展や書店とのコラボフェアなどを行ってきた。「昆虫大学」としての開催は今回が2回目となる。

 2日夜には、初めての試みとして、昆虫分類学者、昆虫館学芸員、絵本作家、気象学者、菌類研究者、昆虫を生業とする人々などを招き、さまざまな視点からの虫の話を聞くことができるパーティ「昆虫夜学」を開催(事前予約制)。植物と送粉者の共生関係を「花の匂い」を通じて解き明かす研究をしている、化学生態学者で森林総合研究所の岡本朋子さんが「花粉を運ぶ昆虫たち:したたかな植物と従順な昆虫の共生関係」と題した講演をおこなう。ライトニングトークでは、ゲスト発表者たちによる5分間プレゼンテーションがおこなわれる。

 昆虫大学を企画したブロガーのメレ山メレ子さんは「生きものや科学の世界は、好奇心の入り口だらけ。姿かたちが面白い、生態が不思議、食べておいしい、研究者が熱い、グッズが欲しいなど、いろんなきっかけから入って抜け出せなくなった人が大勢いる。関わる人たちが思いきり遊べる場所を準備したので、一緒に楽しんで」と話す。

 開催時間は2日=13時~17時。3日=11時~17時。参加費は「学費」として500円(2日間入場可)。昆虫夜学は2日18時から(チケットは完売)。会場・問い合わせはさくらWORKS<関内>(TEL 045-664-9009)まで。

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