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神奈川芸術劇場で小野寺修二さん演出のマイム公演「ゲーム」

カンパニーデラシネラ「ゲーム」公演イメージ

カンパニーデラシネラ「ゲーム」公演イメージ

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 KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で、8月19日から小野寺修二さんのカンパニーデラシネラによる最新作「ゲーム」が上演される。

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 同作は、親子でたのしめる劇場プログラム「KAATキッズ・プログラム2012」のひとつ。マイムの動きをベースにせりふを取り入れた独自の演出で、松本清張「点と線」、カミュ「異邦人」、ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」などの文学作品を手掛けてきた振付家の小野寺さんが、今回は原点回帰し、ことばを使わないマイムを披露する。

 作品のテーマは「時間」。人間が人生という限られた「時間」を与えられ、どう生きてゆくのか、あるいは生きていきたいのかを、舞台の上で身体を使い表現していく。作・演出は小野寺さん。出演は小野寺さんのほか、森川弘和さん、藤本強さん、渡邊絵理さん、藤田桃子さん。

 神奈川芸術文化財団 広報の熊井一記さんは「マイムというジャンルを拡大し、その表現の持つ可能性をつねに提示し続ける小野寺修二さんが、こどものための舞台を創作しました。非常に洗練された大人にも満足いただける舞台作品に仕上がりましたのでご期待ください」と話している。

 会場はKAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ。チケットは大人3,000円、こども(高校生含む)1,500円、おやこチケット4,000円、シルバー割引2,500円。問い合わせはKAAT 神奈川芸術劇場(TEL 045-633-6500)。8月26日まで(20日は休演)。

 小野寺さんは、日本マイム研究所でマイムを学び、1995年に同研究所出身の3人でパフォーマンスシアター水と油を結成。2006年に「水と油」の活動を休止し、文化庁新進芸術家海外留学制度の研修員としてフランスに1年間滞在。帰国後、第一作としてダンサー首藤康之さん主演の「空白に落ちた男」を発表し、その後、カンパニーデラシネラを立ち上げる。第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞。

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