アビックスがデジタルサイネージの視認者分析サービスを提供開始

分析データの利用イメージ

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 アビックス(横浜市西区みなとみらい2)は5月20日、沖電気工業(東京都港区)との協業により、デジタルサイネージ向け視認者分析サービス「リアルなう」の提供を開始した。

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 現在、屋内外の電子看板(デジタルサイネージ)を用いた広告展開が注目されているが、そこではTV広告と同じように視聴率による広告価値の算出が重要とされている。今回のサービスは、沖電気工業の広告効果測定を行うソフトウェア「Signage Eye(サイネージ・アイ)」を用いて、視認者分析アプリケーションをアビックスが開発したことにより、通行人数やデジタルサイネージの視認者の分析が可能となった。

 「リアルなう」で取得できる分析データは、「通行人数」「デジタルサイネージ視認者数」「視認者属性(性別、年齢)」「放映コンテンツ毎の通行人数、視認者属性」の4項目。従来の通行量調査やアンケートなど、人手による作業よりも詳細なデータを取得することができる。

 アビックス管理本部の桐原威憲さんは「お店の前を歩いている方すべてが潜在顧客であり、その人数や属性(性別や年齢)を知ることで、効果的・効率的なターゲットマーケティングが可能となります。『リアルなう』は、今後の店舗マーケティングに必要不可欠な情報を提供していきます」と話している。

 6月からはクロスオーシャンメディア(東京都渋谷区)が展開する、広告事業「東京メディア」でテスト運用する予定。「東京メディア」はコンビニエンスストア「ローソン」の店頭にデジタルサイネージを設置するもので、2011年度までに700店舗に設置する予定だが、そのうち2010年度は100店舗、2011年度は300店舗に「リアルなう」の導入を見込んでいる。

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