ブルガリアの劇団がゴーゴリー作品を「日本語」で上演

日本語で公演を行うブルガリアのクレド・シアター(写真=「オーバーコート」の一場面)

日本語で公演を行うブルガリアのクレド・シアター(写真=「オーバーコート」の一場面)

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 横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1、TEL 045-211-1515)1号館3階ホールで3月10日と11日の2日間、ブルガリアのクレド・シアターによる公演「オーバーコート」が開催される。

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 同劇団は、ブルガリア国立演劇・映画アカデミーを卒業した、ニーナ・ディミトロヴァさんとヴァジール・ヴァジーレフツェークさん夫婦によって1992年に設立され、「観客との共感を求めて」公演を現地の言葉で上演することで知られる。上演作品の「オーバーコート」はロシアの小説家ゴーゴリーの「外套」が原作で、母国語のブルガリア語のほか、これまでベルギー語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、ギリシャ語、セルビア語、日本語の9カ国語で上演し、7つの国際最優秀演出賞と4つの優秀演技賞を受賞している。80分の劇中のセリフは3カ月の特別講義を受けて身に付けたものだという。

 作品は、物語は手配中の幽霊を逃がしてしまった作業員2人が、裁判の弁明で、その幽霊のかわいそうな物語を語るという内容で、観客が陪審員となる。開演時間は10日=14時と19時、11日=14時。チケット料金は当日=3,500円、前売り=3,000円。入場は9歳以上に限られる。

 公演は、横浜市内9カ所の会場で3月1日から31日まで開催される「みなと横浜演劇祭」の一環で、期間中、市内9カ所の会場で17団体が公演を行う。

みなと横浜演劇祭2007

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