東京芸大新港校舎を一般開放-1期生16人の作品を展示

「OPEN STUDIO」は校舎を一般開放する(写真=7月のオープンスタジオの様子)

「OPEN STUDIO」は校舎を一般開放する(写真=7月のオープンスタジオの様子)

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 東京芸術大学大学院映像研究科の新港校舎(横浜市中区新港2、TEL 045-210-9297)で12月1日から3日までの3日間、同研究科のグループ展「OPEN STUDIO vol.3おもしろさへの焦点」が開催される。

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 オープンスタジオは、同校舎を一般開放し、同大学メディア映像専攻の学生16人がそれぞれの手法で取り組んだ制作・研究の成果を展示するもの。今年 5月と7月に開催したオープンスタジオの展示が授業の課題発表であったのに対し、今回はそれぞれが「作家」として制作した作品や研究を動機として制作した作品が展示される。また、同展のサブタイトルである「おもしろさへの焦点」は、違ったレンズがそれぞれの焦点距離を持つように「16人それぞれの個性とアプローチ」を意味しているという。

 展示作品は、映像や写真、インスタレーション、人間の知覚を応用したような作品、プログラムを利用したインタラクティブな作品、インタビューのプロセスそのものを見せるような研究などで、コミュニケーションスペースを設け、制作者本人がパネルの前に立つ「ポスターセッション」という形をとる展示もあるという。

 同専攻で学ぶ佐藤哲至さんは同展の見所について「面白さがわかりにくい作品があっても、作り手のレンズと自分のレンズを重ね合わせるように、個々の作品の中から『共有できる面白さ』を探し、面白さが生まれる瞬間(焦点)を体験してもらうこと」と話し、来場者には作品に対する意見を直接ぶつけてほしいという。開催時間は13時~20時。入場無料。

 東京芸術大学大学院映像研究科新港校舎は、横浜市が旧新港客船ターミナルを改築して同大学に提供した映像文化施設で、今年4月に完成した。延床面積2500平方メートルの内部に、大小2つのスタジオの他、研究室、工作室、ギャラリーなどを備える。

東京藝術大学 大学院 映像研究科

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