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映画館だった同發新館で「横浜中華街映画祭」-トークショーや舞台あいさつも

作品「宋家の三姉妹」より

作品「宋家の三姉妹」より

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 横浜中華街の中華菜館「同發(どうはつ)新館ホール」(横浜市中区山下町164)で9月20日から、「第3回横浜中華街映画祭2014」が開催されている。

映画館としてよみがえった「同發新館ホール」

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 2014年日本公開の最新作セレクション、ジャッキー・チェン生誕60周年、中国映画史の名作、台湾の名監督たちの軌跡をたどる「台湾巨匠傑作選」、台湾の歴史と向き合う「林雅行監督ドキュメンタリー」と題した各プログラムで、日本、中国、台湾、香港映画の名作を紹介する。ヨコハマトリエンナーレ2014応援プログラム。

 会場となる同發新館は、1960年代前半まで映画館「新光映画劇場」として使用され、閉館後は明治時代に創業した広東料理の老舗「同發」の「同發新館」として運営されている。映画祭期間中は、同映画祭を企画したシネマ・ジャック&ベティ(中区若葉町3)が映写機など必要な機材を搬入し、映画館の趣きある当時の雰囲気を今に伝える。

 作品は、盲目の天才ピアニストとして活躍するホアン・ユィシアンさん主演「光にふれる」(台湾・香港・中国、2012年)、スパイ・サスペンス「サイレント・ウォー」(香港、2012年)、ジャッキー・チェンが両極端な二役を演じるアクションコメディー「ツイン・ドラゴン」(香港、1992年)、宋家の三姉妹を三大国際派女優の競演で描いた「宋家の三姉妹」(中国・日本、1997年)、巨匠ホウ・シャオシェン監督の自伝的作品「童年往事 時の流れ」(台湾、1985年)、金門砲戦の戦場となった台湾・金門島の物語「呉さんの包丁」(日本、2013年)、中国を拠点に活動する小林桂子さんが製作総指揮・脚本・主演の3役を務めた人間ドラマ「純愛 JUN-AI」(中国・日本、2014年)など計17本。

 期間中は、近隣の中華街カフェでシネマ・ジャック&ベティの梶原俊幸支配人を囲む交流会「ジャック&ベティ サロン 中華街スペシャル」(10月1日)、台湾の大ヒット映画「海角七号 君想う、国境の南」の上映後に歌手・中孝介さんのトークショー(10月10日)など、ゲストを迎えた舞台あいさつやトークショーを実施する。

 そのほか、娯楽ライブハウス「青山月見ル君想フ/浪漫的工作室」主催の横浜中華街映画祭2014連携ライブイベントも。

 主催するシネマ・ジャック&ベティの梶原俊幸さんは「昨年の横浜中華街映画祭アンケートに寄せられた上映リクエストに応え、今年は旧作、アクション、ドキュメンタリー、台湾映画などを増やし、前回の2倍以上となる全17作品の豪華なラインアップとなった。10月1日と10日には、中華街の中で祝賀の獅子舞パレードも鑑賞できる。中華街映画祭で映画と中華街を堪能してほしい」と話している。

 今後の開催日は、9月27日・28日、10月1日・4日・5日・10日。チケットは一般=1,500円、学生・シニア=1,000円、3回券=3,600円、同發ランチ付き鑑賞券=2,200円。(作品「純愛 JUN-AI」のみ別料金)。10月1日(水・国慶節)・10日(金・雙十節)は1,000円で鑑賞できる。問い合わせはシネマ・ジャック&ベティ(TEL 045-243-9800)まで。

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