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関内でアフリカ音楽の英雄「フェラ・クティ」自伝邦訳出版記念イベント

「フェラ・クティ自伝」(カルロス・ムーア著、菊池淳子翻訳)

「フェラ・クティ自伝」(カルロス・ムーア著、菊池淳子翻訳)

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 シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で10月4日、ナイジェリア出身のミュージシャン、フェラ・クティの人生を紹介する書籍「フェラ・クティ自伝」(KEN BOOKS発行、現代企画室発売)の邦訳出版を記念したイベント「フェラ・クティ・ナイト! 北中正和が語るアフリカ音楽の英雄」が開催される。

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 フェラ・クティは1960年代から1970年代を中心に活躍した伝説的なミュージシャンで、音楽を通して反体制運動や黒人解放運動を行なった人物。同イベントでは、音楽評論家で世界の民族音楽やポピュラー音楽を研究する北中正和さんをゲストに迎え、フェラ・クティのライブ映像などを紹介しながら「アフリカの大衆音楽とフェラ・クティ」を語る。

 同書は2013年7月に刊行。フェラ・クティと親交のあった作家カルロス・ムーアが、フェラ・クティ自身と彼の妻15人のほか、親友に行ったインタビューも収録しており、伝説化されつつあるミュージシャンの意外な素顔や矛盾が解き明かされている。原書は、既にイタリア、ドイツ、ブラジル、アフリカを始め数ケ国語で翻訳されており、2008年にはブロードウェイ作品「Fela!」の原作本となった。

 本書をプロデュース・出版した粟津ケンさんは「フェラ・クティは、音楽という文脈だけには到底収まりきらない型破りなアーティスト。今回のイベントでは、アフリカの重く悲惨な歴史、そして何よりも豊かな文化を一身に背負ったフェラ・クティの音楽と彼の精神を、多くの人に感じてもらえたら嬉しい」と語る。

 開催時間は19時~21時。参加費は1,500円(1ドリンク付き)。詳細、申込みはフェイスブックから。

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