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YCCで「横浜」文化に関するシンポジウム-幕末期から現在まで

開館リニューアル10周年を迎えた歴史的建造物「横浜赤レンガ倉庫」の外観

開館リニューアル10周年を迎えた歴史的建造物「横浜赤レンガ倉庫」の外観

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 ヨコハマ都市創造センター(横浜市中区本町6)で8月26日、シンポジウム「『日本』・『西洋』イメージと発信地ヨコハマ」が開催される。主催は横浜異文化表象研究会と文教大学国際学部。

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 横浜異文化表象研究会は、幕末から明治初期にかけての横浜について研究する団体で、2010年に発足。大学教員をはじめ、横浜開港資料館や日本郵船歴史博物館の学芸員などさまざまな分野の研究者で構成されている。

 第1セッションは「『日本』イメージの発信地としてのヨコハマ」をテーマに、西洋向けのみやげものや絵はがきを通して伝えられた日本のイメージを報告。第2セッションでは、小説や資料をもとに、西洋化する横浜で変化していった市民の暮らしや服装について語る。第1・第2セッションは研究者・大学生優先だが、空席がある場合は一般の入場者も受け付ける。

 第3セッションでは、長野の酒造の再構築に取り組み、地元の文化を生かした町おこしを成功させたセーラ・マリ・カミングスさん、大川印刷代表取締役社長の大川哲郎さん、横浜開港資料館元調査研究員の斎藤多喜夫さん、小説家の山崎洋子さんらをゲストに迎え、「古き横浜における〈ハマらしさ〉とは」をテーマにディスカッションする。なお、第3セッションで基調講演予定だった椎野秀聰さんは体調不良により欠席。

 文教大学専任講師の井上由佳さんは「横浜における観光・地域活性化のための文化・観光資源の活用について広く考える機会になります。研究者だけではなく、横浜に関心のある方に来ていただければ」と話す。

 会場はヨコハマ都市創造センター 3階スペース。開催時間は11時~17時30分(第1セッション=11時10分~12時35分、第2セッション=13時35分~15時、第3セッション=15時20分~17時20分)。第1・第2セッションは事前申込制、定員100人だが空席状況によっては当日参加も可。第3セッションは一般公開、先着100人。入場無料。

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