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横浜F・マリノスのサポーターがMM地区で「大清掃作戦」

清掃活動で桜木町駅前に集合するサポーターたち

清掃活動で桜木町駅前に集合するサポーターたち

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 横浜F・マリノスを応援するサポーター組織「NPO法人ハマトラ・横浜フットボールネットワーク」(横浜市中区日ノ出町1)は1月21日、「第7回マリノスサポーターみなとみらい大清掃作戦」を開催する。

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 同NPO法人は、自主的なホームタウン貢献活動として、2008年より横浜F・マリノスの練習場などがあるみなとみらい地区一帯の清掃を実施。東日本大震災後は、被災地(主に宮城県宮城野区、岩手県陸前高田市)での復興支援活動に尽力していたため、地元横浜での地域貢献活動は約1年ぶりとなる。

 当日は、桜木町駅前に10時30分に集合し、数班に分かれて清掃活動を開始。マリノスタウンをゴールに、桜木町駅周辺からMM21地区を清掃し、集めたゴミは運営スタッフ有志が用意する軽トラックで回収する。15時30分に終了予定で、定員は100人前後。雨天中止。活動には横浜市資源循環局西事務所がゴミの回収や清掃資材の提供などで協力する。申し込みはホームページで。

 また、22日には、昨年8月に急性心筋梗塞のため急逝した元日本代表の松田直樹さんを追悼する「松田直樹メモリアルゲーム」(主催:一般社団法人松田直樹メモリアル、松田直樹メモリアルゲーム実行委員会)が日産スタジアム(港北区)で行われる。

 試合の収益は全額、一般社団法人松田直樹メモリアルが管理し、故人の功績を継承するとともに次代を担う子供たちへのサッカーの普及・育成活動に充てられる。13時キックオフ、TBSで14時より第2試合(「Naoki Friends」vs「横浜F・マリノス・OB」)が放映される予定。

 同NPO法人の佐々木隆行さんは「松田直樹選手の追悼マッチ前日に、有志による清掃活動を1年ぶりに行います。サポーターにとって特別な存在である松田選手が、かつて毎日通っていたホームタウンをきれいにして、追悼試合を迎えようと思います。私たち横浜サポーター自身が仲間としての絆を強めながらも、一方で深く広く地域密着を進めていけば、もっと早く効率よく『強いマリノス』が作られていくのでは、と運営スタッフは信じています」と話している。

 ハマトラは、2004年12月にマリノスのサポーターの横断組織として誕生。2009年4月30日にNPOとして認証された。Jリーグのチーム・ サポーター組織としては、初のNPO法人化。「ハマトラ」や「ウイマリ」などのフリーペーパーの制作・配布のほか、ウェブコミュニティ「ハマトラSNS」を運営している。

 東日本大震災以降、同NPO法人の呼びかけで生まれた支援活動「サッカーを愛する人にできること」が全国的なムーブメントとなり、マリノスタウンで支援物資の集積活動、「Football saves Japan」を通じた被災地での瓦礫・汚泥撤去や清掃、道路の復旧作業などを実施。

 ハマトラは、横浜F・マリノス(横浜マリノス株式会社)と連携しつつ、サポーターによるサッカー・カルチャーの地域への浸透を推進し、スタジアム内外で「サッカー・サポーターと地域コミュニティの連携によるスポーツを通じた地域文化の創造」を目指している。

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