赤レンガでコンテンポラリー・ダンス公演「横浜フランスダンスクロス」

プログラム「Sirene(人魚)」より

プログラム「Sirene(人魚)」より

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 横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホール(横浜市中区新港1)で6月20日、ダンス公演「横浜フランスダンスクロス2010」が開催される。

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 同イベントは、ヨーロッパを中心に活躍する新進気鋭の振付家によるコンテンポラリー・ダンス公演。6月1日に横浜市内でスタートした「横浜フランス月間2010」の一環として行われる。

 上映プログラムは、フランス在住のスペイン人振付家マルタ・イスキエルドさんの作品「Sirene(人魚)」と、フランス人振付家フランソワ・グリポーさんがジョン・ケージの哲学エッセー「無についてのレクチャー」を題材にしたパフォーマンス作品「33min.plus ou moins…(33分前後…)」。

 コミカルな登場人物「人魚」を演じるマルタさんは「この小さな人魚に、わたしは一人の人間の姿を見ます。自分の欲するものをひたすら追い求め、求めるものが自分に値していないことが見えない人間の姿を。彼女は絶望して傷つき、常に愛されたいと思っている。アンデルセンの童話とは違って、私の作品の人魚は海には戻らず、天空にも行かず、地上に残り愛のない人生を受け入れます」と話す。

 一方、フランソワさんは、今回の横浜公演にあわせて制作したステファン・ポヴレのイントロダクション・ビデオを流し、ケージのエッセーに対するもうひとつの解釈を加えながら、作品「33分前後…」の世界観を独創的な身体表現で演出する。

 会場は横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホール。開催時間は15時~17時。チケットは前売一般3,000円(当日3,500円)。問い合わせは横浜日仏学院(TEL 045-201-1514)まで。

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