「イトーヨーカドー本牧」が11月にオープン-食品館と45の専門店

「イトーヨーカドー本牧」イメージ

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 本牧地区に11月21日、大型ショッピングセンター「イトーヨーカドー本牧」(横浜市中区小港町)がオープンする。10月22日にセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂が発表した。

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 同店は、延べ床面積28,869平方メートルで、自社展開の「食品館イトーヨーカドー本牧店」を中心に、横浜初出店となる11店舗やイトーヨーカドー初出店の17店舗を含む45の専門店が出店する、同社初のNSC(近隣型商業施設)。イトーヨーカドーとして全国で180店舗目、神奈川県では30店舗目、食品館イトーヨーカドーとしては3店舗目の出店となる。

 出店する専門店はベビー・マタニティ用品専門店「アカチャンホンポ」、ドラッグストア「サンドラッグ」、ペット用品全般を扱う「ペットの専門店 コジマ」、シューズ専門店「ABC‐MART」、ベーカリーの「ベルベ」のほか、横浜初出店となる女性向けアメカジショップ「azure」、ファミリー向け肌着専門店「add-lush」などが出店する。

 施設の中核となる「食品館イトーヨーカドー本牧店」は、国産に限定した生産履歴公開ブランド「顔が見える食品。」を導入。青果では横浜市近郊の約50軒の地元生産者やJA横浜から、収穫直後の新鮮な野菜を毎日店頭に直送。鮮魚では横須賀長井港の朝獲り近海魚を、精肉では神奈川県産豚肉の「かながわ夢ポーク」や「鎌倉ハム富岡商会」、「相模ハム」など地元商品を展開する。また、日常的な中華食材や調味料などをそろえるイトーヨーカドー初の「中華コーナー」を展開し、中華街で人気の「耀盛號(ようせいごう)」や「横浜大飯店」の調味料、「永楽製麺所」の生麺、「大珍樓」の中華まん・餃子・焼売などを販売するほか、横浜銘菓「ありあけのハーバー」、「美濃屋あられ」、「豆光の豆腐」など、“地元の逸品”を提供する。そのほか、惣菜コーナーは「家庭料理コーナー」を設置。北海道産男爵いもを使用した「肉じゃが」や、岩手県産こくみ鶏の「唐揚げ」、こくみ卵を使った「玉子焼き」など和風料理を中心に店内で調理した惣菜を常時30品程度そろえ、客の好みの量を販売する。

 同地区は半径2キロメートル内に約75,000人が住む人口密集地。それに加え、半径6.6キロメートル圏内にイトーヨーカドーがないこと、競合店舗の出店の可能性が低いことなどを踏まえ今回、地元住民をターゲットにした新業態での出店となった。初年度売上目標は70億円。

 同店では、環境負荷の低減とユニバーサルデザインへの取り組みにも力を入れ、店舗外壁の看板や店内の間接照明などに「LED照明」を使用するほか、店舗設計や商品開発などにユニバーサルデザインの専門家のアドバイスを取り入れている。

 セブン&アイ・ホールディングス広報の千本圭輔さんは「お客様の普段の暮らしをよくすることがコンセプト。コンパクトで使い勝手のよい店舗を目指している。今後、イトーヨーカ堂が構成する業態のひとつとして展開していきたい」と話す。

 営業時間は食品館イトーヨーカドー本牧店=9時~21時、専門店街=10時~21時。

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