横浜で「地域SNS全国フォーラム」-全国のSNS運営者が集合

昨年8月に兵庫県で開催された「第1回地域SNS全国フォーラム」の様子

昨年8月に兵庫県で開催された「第1回地域SNS全国フォーラム」の様子

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 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい)などで2月28日・29日、「地域SNS全国フォーラムin横浜」が開催される。インターネット上に情報共有や意見交換の場を設け、人と人のつながりを築くツールのひとつとして全国で関心を集めている地域SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の運営者や自治体関係者、地域活性化に取り組む市民らが参加する。フォーラムでは全国の地域SNSの事例の紹介や、「地域情報化」の視点も取り入れたセッション・展示などが行われる。

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 「地域SNS」は、情報コミュニケーション技術を利用しウェブ上のオンラインコミュニティとしてネットワークの構築ができるサービスで、地域社会への住民参加を促進し、近隣の人と人との「つながり」をつくるツールとして有効なことなどから、全国各地で急増している。兵庫県の「ひょこむ」や千葉県の「あみっぴぃ」など都道府県から地域の商店街に至るまで大小合わせると国内に300以上の地域SNSが存在すると言われている。

 横浜でも昨年4月から横浜開港150周年に向けて地域活動をする人たちの支援などを目的にSNS「ハマっち!」が試験運営を開始しており、横浜市こども青少年局や横浜開港150周年記念事業の一つの「市民創発支援プログラム」などと連携して活用されている。

 フォーラムでは、「持続可能なコミュ二ティ基盤へ」をテーマに庄司昌彦さん(国際大学GLOCOM研究員)、村井亮さん(Beat Communication代表取締役)や神田敏晶さん(カンダニュースネットワーク代表取締役)らによるセッション「OpenSocialと地域SNS」や、和崎宏さん(インフォミーム代表取締役)や伊藤淳子さん(エイガアル代表取締役)、地元高校生を招いた「まちづくりの情報拠点~高校生のSNS活用による商店街活性化」、国領二郎さん(慶應義塾大 総合政策学部教授)、坪田知己さん(日経メディアラボ所長)による「地域SNSの先に」や地域通貨をテーマにしたセッションなど2日間で合計13のセッションが予定されている。

 フォーラムの実行委員長を務める庄司さんは「地域SNSへの関心が急速に高まっている。昨年8月には第1回地域SNS全国フォーラムが神戸で行われ、約550名の参加者により活発な議論が交換された。地域SNSには市民の創造力が発揮される舞台となることを期待している」と話している。

 会場は28日=パシフィコ横浜、29日=横浜市開港記念会館・なか区民活動センター。開催時間は10時~18時。両日とも19時より交流会も予定されている。

第2回地域SNS全国フォーラムin横浜ハマっち!横浜地域SNS「ハマっち!」一般公開を前にシンポジウム(ヨコハマ経済新聞)

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