横浜人形の家で「少女の想い出」展-ポーズ人形や昭和雑貨展示

会場入り口に宇山さんの「一番のお気に入り」だというポーズ人形が展示されている。

会場入り口に宇山さんの「一番のお気に入り」だというポーズ人形が展示されている。

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 横浜人形の家(横浜市中区山下町、TEL 045-671-9361)は12月15日より、同館2階多目的室で「宇山あゆみ 60's~70's 少女の想い出展」を開催する。

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 同展は、人形・マスコット作家であり、日本一の「ポーズ人形」のコレクターとしても知られる、宇山あゆみさんのコレクションの中から「昭和30年代から40年代の女の子の想い出の品の数々」をテーマに展示するもの。コレクションのメーンである、流行ファッションを着こなす「ポーズ人形」のほか、ブローチやペンダントなどの「おしゃれグッズ」、着せ替えや塗り絵本など全て宇山さんが「懐かしいと思うもの」計1,000点が展示されている。会場の一角には1960年代の小学生が憧れた「大人のお姉さん」の部屋(現在の宇山さんの部屋)が再現され、宇山さんが実際に使用している白いドレッサーやドライヤー、ソファも見ることができる。

 宇山さんは1969年東京生まれ。「昭和の時代にあったかわいいものを現代によみがえらせる」をテーマに創作活動を行っている。小さい頃から紙ナプキンやシールを集めるのが好きで「止め時がわからず」(宇山さん)今に至っているという。昭和時代の雑貨や家具類のコレクションは、10年前に実家の物置に保管されていた幼少時のぬいぐるみや雑貨類を発見したことがきっかけで、「高度成長期に作られた大量生産の家具やおもちゃは、値段が安いためすぐに捨てられてしまっていた。時代の流れとともに消えてしまったものを何とか自分が残していきたい」と話す。

 同展では、プードルやパンダなど「ノンキャラクター」のぬいぐるみも展示。「ノンキャラクターのぬいぐるみを見ていると、懐かしいだけではなく、それを子どもに買い与えた親の気持ちや人形を作った工場のおじさんの気持ちが見えてくる。その『気持ち』や『時代の背景』を感じてほしい」(宇山さん)。

 同館では、女性来場客を中心に評判が良いことから、今後、同展の内容を拡大した企画展も予定しているという。開館時間は10時~18時30分。入場無料。毎月第3月曜日休館(祝日の場合は翌日)。2007年1月15日~18日は設備点検のため休館。来年1月28日まで。

「横浜人形の家」ホームページ宇山あゆみ

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