トリエンナーレ幻の構想も収録、「なぜ、国際展か?」出版

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BankART1929は、昨年12月4日にBankART1929で開催されたシンポジウム企画「横浜会議2004-なぜ国際展か?-」での磯崎新氏をはじめとする各パネリストの発言の全内容を収録した書籍『横浜会議2004「なぜ、国際展か?」』を出版した。同会議は多摩美術大学芸術学科建畠ゼミが企画したもので、パネリストである北川フラム氏、南條史生氏、長谷川祐子氏、岡部あおみ氏がそれぞれ自らが関わった国際展のレポートを行った後、横浜トリエンナーレ2005の総合ディレクター退陣前の磯崎氏が横浜トリエンナーレ2005の企画案「World Atlas of Contemporary Art」、さらに代替案「緊急企画 IMAGINE or Imaginaire de L'homme」を発表し、前者は時間的な問題で、後者は予算的な問題で横浜市側から了解を得られていないことを明らかにしたもの。後半には横浜トリエンナーレ2005を主軸に、国際展の開催の意義やキュレーションの方法、国際展における問題点について討議を行っている。建畠晢氏監修、142頁で価格は1,200円(税込)。
BankART1929

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