ZAIM CAFEが山手にギャラリーをオープン-築83年の古民家を改装

こけら落とし企画で水墨画を展示する高杉嵯知さん

こけら落とし企画で水墨画を展示する高杉嵯知さん

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 横浜・山手に築83年の民家を改装したギャラリー「ZAIM CAFE ANNEX(ザイムカフェアネックス)」(横浜市中区石川町、TEL 045-308-8481)が9月10日、オープンした。アーティストやアート系NPOの活動拠点「ZAIM(ザイム)」1階に「ZAIM CAFE」(中区日本大通)を出店する植竹悦夫さんが新たに展開するもの。現在こけら落とし企画として水墨画家、高杉嵯知さんによる展覧会「銀河観音 SACHI庵 隠れ家」が開催されている。

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 同ギャラリーは、2階建て、広さ70平方メートルで、オーナーの植竹さんが内装やインテリアなど全てのデザインを手掛けた。「はじめてこの民家を見たときに坂に沿って2段に別れている中庭の雰囲気や、屋根にある塔のオブジェが気に入った」と植竹さんは振り返る。改装後も建物の特徴である中庭とオブジェはそのまま残し、内装はレトロなソファや机、デザイナー家具などを配置。外観には赤色の扉や青い窓枠などがポップで植竹さん独特の空間が演出されている。

 オープニングを飾っている高杉さんもZAIMで活動するアーティストのひとり。京都・知恩院で僧籍を取得した僧侶でもあり、「銀河観音」と言われる高杉さん独自の女性的な観音画は、海外でも高い評価を得ている。今回の展覧会では約10年間の活動の中でも初公開となるクレヨン画など新作30点を展示。高杉さんは「家の持っている力を生かしたギャラリーだと感じた。作品もなじんでおり、入るとふっと気持ちが落ち着く空間」と話す。

 ZAIMは1928年創建の歴史的建造物、旧関東財務局(ZAIM本館)と旧労働基準局(ZAIM別館)の2つからなる建物。2006年から2年間の暫定活用プロジェクトとしてアーティストやクリエイターなど創造的産業に従事する団体が入居しており、植竹さんがオーナーを務める「ZAIM CAFE」も2010年3月に撤退が迫っている。植竹さんは「カフェでさまざまな作家と知り合うことができた。ギャラリーを出店するという発想はこれまでなかったがカフェでつちかった人とのつながりを無駄にしたくないという思いで出店した。今後は学生や若手アーティストにも積極的に場所を提供していきたい」と抱負を話す。現在はギャラリーのみの運営で、今後はカフェとしても営業する予定だという。

 「銀河観音 SACHI庵 隠れ家」の開催期間は9月24日まで。開館時間は14時~20時。

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