黄金町プロジェクトが活動終了-ジャック&ベティで解散説明会

映画館「ジャック&ベティ」

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 横浜・黄金町の街づくりに取り組んできたグループ「黄金町プロジェクト」は12月14日、同プロジェクトが運営する映画館「ジャック&ベティ」で解散説明会を開催する。

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 「黄金町プロジェクト」は、かつて特殊飲食店街だった黄金町が持つ「記憶」を残し、新しい形で街を再生しようと梶原俊幸さん(同プロジェクト代表)をはじめとする3人らが2006年6月に設立。2007年1月に若葉町の映画館「ジャック&ベティ」内に週末限定のコミュニティスペースをオープン。3月には同映画館の運営を当時の経営会社「フレンダム」から引き継いだ。

 これまで、同プロジェクトの考えに共感したボランティア約30人と共に、「ジャック&ベティ」のPR活動やイベントの開催、フリーペーパー「黄金町ラッシュ」の発行、近隣エリアのガイドツアーなどの活動を行ってきた。大岡川沿いの黄金町から初音町にかけての空き店舗を活用した新しい出店者の増加や、映画館の集客数増加などは設立当初に設定した目標に近づいていたが、活動の現状については「街づくり経験の少なさや組織の体制が整っていなかったことで、他の団体との連携が図れていなかった」(梶原代表)としている。解散後は、メンバー個々が別の形で街の活性化に関わる考え。

 梶原代表は今後の活動について「設立時のメンバー3人は黄金町エリアの文化・芸術的財産である映画館『ジャック&ベティ』の経営を活動の中心とし、多くのお客に足を運んでもらえるように努力する。プロジェクトの反省点も踏まえ、他の多くの団体や地域の方々と協力できる体制を目指し、黄金町に店舗を構える一員として、街の活性化に貢献していきたい」と話している。

 解散説明会は21時から。参加無料。説明会終了後、交流会を開催(別途参加費が必要)。

黄金町プロジェクト プロジェクト活動年表黄金町プロジェクトが特殊飲食店跡で写真展-フリーペーパーも創刊(ヨコハマ経済新聞)黄金町プロジェクト、「ジャック&ベティ」運営へ(ヨコハマ経済新聞)黄金町の映画館内に週末限定の地域コミュニティースペース(ヨコハマ経済新聞)かつての風俗エリアも今は昔…再生へ向け動き始めた黄金町の「現在」(ヨコハマ経済新聞)

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