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横浜山手で歴史を生かしたまちづくりセミナー「西洋館はみんなの宝」

横浜歴史資産調査会の米山淳一さん(右)

横浜歴史資産調査会の米山淳一さん(右)

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 横浜・山手の西洋館「ベーリック・ホール」(横浜市中区山手町)で9月28日、歴史を生かしたまちづくりセミナー「西洋館はみんなの宝」が開催される。主催は横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)。

「西洋館はみんなの宝」 申し込みはベーリック・ホール

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 同館は、1930(昭和5年)年に建築され、現存する戦前の山手外国人住宅としては最大規模。イギリス人貿易商B.R.ベリックさんの邸宅として、J.H.モーガンさんが設計、第2次世界大戦前まで住宅として使用された後、1956(昭和31)年に遺族がカトリック・マリア会に寄贈。2000(平成12)年まで、セント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使用されていた。

 歴史を生かしたまちづくりセミナーは、1988(昭和63)年から毎年開催し、今回で46回目。

 「西洋館はみんなの宝」では、国の重要文化財に指定された西洋館「六華苑」(三重県桑名市)苑長の石神教親さんが「西洋館の輝き」について講演、「山手133番館」(中区山手町)を修復した横浜の山本博士さんが「山手133番館 保存への道」について話す。

 続くシンポジウムでは、横浜歴史資産調査会の米山淳一さんが司会。横浜山手西洋館の管理運営を行う「緑の協会」の大橋早苗さんのほか、神戸シティ・プロパティ・リサーチ シニアコーディネーターの浜田有司さんや、函館・元町倶楽部の村岡武司さんなど、横浜と共に西洋館のある街並みを保存する他都市からも登壇者を迎え、西洋館の保存と活用に関して考える。

 米山さんは「鮮やかな色彩、しゃれた窓、思わず息をのむデザインで、出合うと心がわくわくして笑顔になる西洋館は、残っているのではなく、さまざまな人の努力によって残されている。西洋館の明日を考える場になれば」と話す。

 開催時間は14時~。定員は50人。参加費は500円。

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