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アートの祭典「黄金町バザール2018」が開幕 7カ国17組が滞在制作

イ・スンハさんの作品。水の上に絵の具を垂らしたときの動きを捉えたという

イ・スンハさんの作品。水の上に絵の具を垂らしたときの動きを捉えたという

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 黄金町エリア一帯で9月21日、アートフェスティバル「黄金町バザール2018 -フライング・スーパーマーケット」が開幕した。

今年のテーマ「フライング・スーパーマーケット」

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 黄金町バザールは、京浜急行「日ノ出町駅」から「黄金町駅」間の初音町、黄金町、日ノ出町エリアで2008年にスタート。地域のまちづくりに取り組む「黄金町エリアマネジメントセンター」(中区日ノ出町2)と「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」が、高架下のスタジオや周辺の違法風俗店などを改装したアトリエ、既存店舗、屋外などを会場に、アートで街の再生を図るイベントとして共同で開催する。

 11年目となる今年は、2人の若手スタッフがキュレーターを担当。展覧会をカナダ・シンガポール・フィリピン・ベトナム・韓国・台湾・日本の7カ国17組のアーティストが滞在制作で新作を発表するメインプログラム、黄金町のアートシーンを紹介する特別プログラム、ガイドツアーやワークショップ、野外上映などのイベントで構成する。

 ディレクターの山野真悟さんは「10年取り組んできたが、10年目にやっと町が落ち着いてきたと感じた。だが、最近は再び不審なことが増えてきており、戦後から培ってきたものがそんなに早く消えることはないと実感している。改めて地域の人たちと一体になってまちづくりを考えていく段階にきている」とスピーチした。

 会期は10月28日まで。開催時間は11時~18時30分(10月6、7、26、27日は20時まで)。会期中有効のフリーパス700円(高校生以下無料) 。

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