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フェリシモとスローレーベルがコラボ第1弾-パラトリエンナーレ会場で販売

「CCP×スローレーベル 青い鳥の刺しゅうモチーフを添えるふわふわ ポーチ&ブローチの会」(2,900円)。障害を持つ人たちによって藍染めされたフェルト生地に色とりどりの糸で青い鳥の絵を描くように自由に刺して完成させる

「CCP×スローレーベル 青い鳥の刺しゅうモチーフを添えるふわふわ ポーチ&ブローチの会」(2,900円)。障害を持つ人たちによって藍染めされたフェルト生地に色とりどりの糸で青い鳥の絵を描くように自由に刺して完成させる

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 アーティストと障がい者が協働で製作する一点モノの手づくり雑貨ブランド「スローレーベル」と通信販売を手がけるフェリシモ(神戸市)のコラボ商品が、「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」会場の象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で展示・販売されている。

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 フェリシモは、全国の福祉作業所やパートナーとともに、ものづくりを通じて障害を持つ人の個性や能力を発信する「CCP(チャレンジド・クリエイティブ・プロジェクト)」を2003年から始動。これまで90カ所以上の福祉作業所と協働し、250アイテム以上を扱ってきた。

 コラボレーション第1弾となる今回は、アーティストの井上唯さんによる「MARUIROプロジェクト」と青い鳥をモチーフにした「ブルーバードプロジェクト」とCCPの共同でオリジナル商品を企画。さまざまな糸や布を自由に織り込んでいくだけで丸い織物「MARUIRO」が出来上がるツールセット「個性が花咲く MARUIROツール<とじ針付き>」(1,300円)、「織物作家 井上唯さんセレクト手つむぎ糸を入れた MARUIRO 糸セットの会」(1,400円)、障害を持つ人が描いた原画をアーティストのokada marikoさんがデザインした「青い鳥の刺しゅうモチーフを添えるふわふわ ポーチ&ブローチの会」(2,900円、すべて税別)をフェリシモのホームページおよび象の鼻テラスで販売している。

 また、フランス人アーティストのイザベル・ボワノさんが徳島を訪れ、旅で感じた印象を描いたデザインを使用したバッグも今秋販売する予定。

 フェリシモのソーシャル共創グループ共創1チーム課長代理・永冨恭子さんは「『MARUIROツールと糸セット』をコラボレーションしたのは特に、障害のある人の感性で紡がれた糸を、織る人がそれぞれの個性でいろんな色柄に仕上げることで、誰もが参加できるプロジェクトだと思ったから。織る人もSNSなどを通じて作品を公開したり、つながりが広がっていければ」と話す。

 「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」は、障害者とアーティストが協働して創作・表現するアートの祭典で、今年初開催。会期は11月3日まで(コア期間は9月7日まで)。入場無料。

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