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みなとみらい駅構内で「ヨコハマSDGs文化祭」~SDGsでつながるヨコハマ!~
7日間連続開催・30団体以上が参加

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みなとみらい駅構内の「サブウェイギャラリーM」で3月4日から10日まで「ヨコハマSDGs文化祭2024」が開催される。

・・・開催概要・・・
イベント名:第3回 ヨコハマSDGs文化祭2024
日時:2024年3月4日(月) ~10日(日) 11時30分~20時
(※開場11時30分、9日・10日は10時開場、10日は17時終了)
場所:サブウェイギャラリーM (みなとみらい駅改札外)
料金:入場無料
内容:日替わりイベント=横浜で「SDGs」に取り組んでいる企業や団体を紹介/ヨコハマSDGs文化祭放送部=文化祭会場から生配信
公式サイトhttps://yokohama-sdgs.net/

横浜市内でSDGsに取り組む30以上の企業・団体が関わる「文化祭」

 ヨコハマSDGs文化祭は「SDGsを自分ごととして考える機会づくり」「SDGsアクションへの市民参加の促進」を目的に2021年度に初開催。3回目となる今回は7日間連続で、横浜市内でSDGsに取り組む30以上の企業・団体が参加して実施します。

 主催は、ヨコハマSDGs文化祭実行委員会、後援はヨコハマSDGsデザインセンター。横浜高速鉄道株式会社の協力で、地域の課題解決や循環型社会づくりに取り組むNPOなどの団体などの連携によって実施。会場は、みなとみらい駅構内の「サブウェイギャラリーM」

 日替わりでトークや映像上映などのイベント実施するほか、循環型社会をイメージするアップサイクルアートや写真の展示、SDGs関連商品の販売などを行う。


会場「サブウェイギャラリーM」はみなみみらい駅の改札を出て徒歩1分


コンテンツ盛りだくさん

「ヨコハマSDGs文化祭実行委員会」の渡邊桃伯子実行委員長

 イベントの企画は、環境活動、まちづくり、IT分野のNPOの運営などを実践している団体の代表者などの有志が実行委員会を結成した。企業等の協賛を募って資金を集めてリアルとオンラインのハイブリッド型で行う。

 実行委員長の渡邊桃伯子(ともこ)さんは、「子どもたちが学校でSDGsを学んでいる時代になり、SDGsを意識した経営を始めている企業も増えてきた。地域に密着して活動する団体の活動を知り、SDGsを意識して、社会全体や地球のことを意識して行動しようという認識を持つきっかけとなるような場を作ろうと考えて始めたSDGs文化祭も3回目となり、持続可能で誰ひとり取り残さない社会づくりに意識がある横浜の実践者達の輪が広がってきている。会場に足を運んで、いろいろな分野で活動する人たちとつながって欲しい」と来場を呼び掛ける。

「ヨコハマSDGs文化祭」プログラム

昼休み(12時~13時)は「SDGsトーク」 (会場&生配信)

「SDGs文化祭」の会場に日替わりのゲストが登場。SDGsの取組みの紹介を「SDGs放送部」から生配信。高校生から中区長まで多様なゲストを迎える。(敬称略)

3月4日(月)
・オープニングトーク:大石龍巳(横浜高速鉄道株式会社 取締役)、小林英二(横浜市中区長)
・石井直樹(石井造園株式会社 代表取締役)
・坪倉良和(坪倉水産株式会社 代表取締役)

3月5日(火)
・江森克治(株式会社ココラボ 代表取締役)
・児玉直樹(パイオニアブレイン株式会社 代表取締役)
・寺内有紀夫(横浜デザイン学院 副学院長)
・小俣典之(NPO法人横浜NGOネットワーク エグゼクティブ・プロデューサー)

3月6日(水)
・市川晃(一般社団法人WHAIS×椿農園 共同プロジェクトCHACHABY)
・下平ここな(こりっぷる 代表、神奈川県立横浜国際高校3年)
・稲吉稔(似て非works)、杉浦裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)

3月7日(木)
・福田かずみ(美人冷蔵庫LIFE 食品ロス削減アドバイザー)
・高橋幸夫(勝どき特許事務所 代表)
・田廣隆光(株式会社CLS 代表取締役)

3月8日(金)
・大川哲郎(株式会社大川印刷 代表取締役)
・山口良介(NPO法人まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.  理事長)
・佐藤亜衣(合同会社 鶴ヶ峰洗剤)
・須釜杏菜(CanVas 代表)

3月9日(土)
・青沼裕(株式会社染めQテクノロジィ 取締役)
・武松昭男(かんきょうデザインプロジェクト 代表)
・福田多美子(株式会社グリーゼ 代表取締役)
・山口正斗(NPO法人MIKs)、杉浦裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)

3月10日(日)
・河原英信(株式会社共創 代表取締役)
・栗原清剛(横浜市資源リサイクル事業協同組合 理事長)
・上澤宏史(株式会社クリエイト横浜)、平安山美春(一般社団法人ヨコハマフォント)


前回の様子

夕方(18時~20時)は「SDGs文化サロン」 (会場&生配信)

 初日3月4日の「オープンナイト~SDGsピッチ大会~」は、まちづくりに取り組むNPO、ボランティア団体、企業、フェアトレードに取り組む高校生など20団体以上が集合して取り組みを紹介するショートプレゼンテーション。ピッチの間には、中区・元町で地域貢献活動を続けてきた杉島和三郎さん(95歳)のトークも実施。2日目以降も日替わりの企画を用意する。


3月4日(月):オープンナイト「SDGsピッチ大会」~特別ゲスト:杉島和三郎さんを迎えて~
https://peatix.com/event/3869802/
3月5日(火):SDGsと開発に関する入門ワークショップ/持続可能な開発を「若者の地域愛」から考える
3月6日(水):縁乃庭ひとつなぎトーク@みなとみらい
3月7日(木):横浜市認証制度”Y-SDGs”認定企業トーク
3月8日(金):SBC.が取り組むSDGs~「Yocco18と学ぶSDGs」
3月9日(土):防災まちづくりトーク~空き家活用・循環型社会づくりの視点から~
3月10日(日):クロージング交流会(※16時15分~17時)


ひとつなぎトーク

SDGs文化祭の見どころ

 12時からと18時からの以外の時間帯にも、多くのプログラムが用意されている。いくつかのイベントをピックアップして紹介する。

・ブルーベリーの苗木配布

 地域社会の貢献に積極的に取り組む栄区の造園会社「石井造園」が4日の14時~、先着100人に苗木を進呈。毎回人気を集めている。

映画無料上映
「マイクロプラスチック ストーリー~ぼくらが作る2050年」


 9日(土)13時30分からは、ニューヨーク市の小学校5年生の子どもたちが、プラスチック汚染問題を彼らの視点で問い、アクションを広げていくまでの2年間を追った長編ドキュメンタリー映画を無料上映。上映後には福田多美子さん(株式会社グリーゼ)、武松昭男さん(かんきょうデザインプロジェクト)によるアフタートークも予定する。
https://www.microplasticstory.org/

「似て非works」のアップサイクルアートの展示


 会場には、横浜市中区に拠点を、置き捨てられる素材を使った内装のリノベーションやアート作品づくりを手掛ける「似て非works」代表の稲吉稔さんによるアップサイクルアートを展示。リジェネレーションをキーワードにした作品は、フォトスポットにもなる。
https://nitehi.jp/

セミナー・ワークショップ・物販など


 初日の4日(月)14時から、インターナショナルオープンデータデイ2024@横浜として、SDGsの11番に掲げられている「住み続けられるまちづくりを」を切り口に、大澤幸生教授(東京大学大学院)によるセミナー「にぎわい学ことはじめ」と、村松秀教授(近畿大学、前・NHKプロデューサー)、前川知英さん(トラストアーキテクチャ)、関口昌幸さん(横浜市政策局共創推進室)と大澤教授によるパネルディスカッション「にぎわい続ける横浜を目指して」を行う。
https://yokohama.localgood.jp/event/45628/


 期間中、横浜市内の高校生達の「フェアトレード商品の販売」、瀬谷区で活動するNPO法人MIKsの「スマホ相談会」、西区の障害者施設で加工した革の廃材を使った「幸せのガーランドで街を飾ろう!ワークショップ」、野菜やお茶の販売なども実施。

 最終日の10日(日)には、ハガミさん 紙ホイッスルを作って、吹いてみよう!!」(クリエイト横浜)、「横浜式はいからサービス / 地方想生アイディア発想ゲーム -横浜市中区編-」(山手縁乃庭)、「【業(ワザ)に出会う農】」(萬葉楽、家賃0円空き家、kiryu 貴流)の3つのプログラムを予定する。


「幸せのガーランドで街を飾ろう!ワークショップ」(6日)

 

編集後記

 民間有志の実行委員で作る文化祭だが、3年目となりオンライン生配信も併用で、横浜のSDGsの取り組みをする人同士の交流の場ともなっている。取り組みに興味があれば気軽に声をかけられる雰囲気で継続実施されている。
 最も多くの登壇者があつまる初日のオープンナイトの様子はヨコハマ経済新聞のYouTubeチャンネルでも生中継する。

そのほかの時間帯はLocalGoodYokohamaのYouTubeチャンネルから配信される。

参加団体(協賛団体) (※3月3日現在)
学校法人岩崎学園、石井造園株式会社、SDGsよこはまCITYプロジェクト事務局(NPO法人横浜NGOネットワーク)、株式会社オオスミ、株式会社大川印刷、NPO法人神奈川中小企業活性化センター、鹿島建設株式会社横浜支店、かちどき特許事務所、株式会社キクシマ、株式会社共創、kiryu 貴流、株式会社クリエイト横浜、株式会社グリーゼ、株式会社ココラボ、株式会社ジェイエスピー、株式会社CLS、水道テクニカルサービス株式会社、株式会社染めQテクノロジィ、株式会社Solar Crew、武松事業デザイン工房株式会社、一般社団法人WHAIS 、坪倉水産株式会社、合同会社鶴ヶ峰洗剤、ティーケイケイエボリューション株式会社、根本建設株式会社、日本自動保管機株式会社、パイオニアブレイン株式会社、バーチャル秋田伝統工芸館、美人冷蔵庫LIFE、NPO法人まちづくりエージェントSBC.、山手縁乃庭、一般社団法人ヨコハマフォント、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ、横浜デザイン学院(石川学園)、横浜市資源リサイクル事業協同組合、ルーデンス株式会社
運営団体
I LOVE YOKOHAMA【横浜】、NPO法人神奈川中小企業活性化センター、かんきょうデザインプロジェクト、株式会社Solar Crew、NPO法人まちづくりエージェントSBC.、山手縁乃庭、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ、一般社団法人ヨコハマフォント
公式サイトhttps://yokohama-sdgs.net/

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