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相鉄とJR東日本の相互乗り入れ開始が2018年度に-開業が3年延期

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 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市中区、略称=鉄道・運輸機構)は4月23日、相模鉄道とJR東日本直通線事業による相互乗り入れの開始時期を3年程度延期し、2018年度内に開業する見込みと発表した。

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 直通線は、相鉄線の西谷駅とJR東海道貨物線・横浜羽沢駅(神奈川区)付近間に約2.7キロの連絡線を新設し、相鉄線とJR横須賀線・湘南新宿ラインが相互直通運転を行うもの。運行区間は海老名駅(相鉄本線)および湘南台駅(相鉄いずみ野線)~西谷駅~羽沢駅(仮称)~大崎駅~目黒駅~渋谷駅から新宿駅方面につながる。

 同事業は、2009年10月に工事施工認可を受け、2010年3月25日に起工式を行い工事を進めていた。当初、2015年4月の開業を目指していたが、東海道貨物線との接続部の工事の遅れなどにより、工期短縮の工夫を最大限実施したとしても、開業は3年遅れの2018年度内となる見通しという。

 事業費は、法令・基準の改正や工法の変更などにより、予定していた約683億円から約782億円に増える見込み。整備主体は鉄道・運輸機構。運行頻度は、朝ラッシュ時間帯=4本/時程度、その他時間帯=2~3本/時程度。連絡線の整備により、神奈川県央部や横浜副都心から東京都心部へのアクセスが向上するとともに、横浜駅や東海道線などの既設路線の混雑緩和や乗換回数の減少などの利便性向上が図られる。

 また、相鉄線は、相鉄・JR直通線の羽沢駅(仮称)から新横浜駅を経由して東急東横線・目黒線の日吉駅までの約10キロの「相鉄・東急直通線」の新設により、2019年4月に相鉄線と東急線の相互乗り入れを開始する予定。

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