関内大通り公園のオカメザクラが満開-春を告げるメジロの姿も

関内大通り公園のオカメザクラが見頃を迎えている

関内大通り公園のオカメザクラが見頃を迎えている

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 関内大通り公園(横浜市中区弥生町3)に植樹されたオカメザクラが満開を迎えている。

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 オカメザクラ(おかめ桜)は、イギリスの桜研究家イングラムが、カンヒザクラ(寒緋桜)とマメザクラ(豆桜)を交配してつくった品種。早咲きで開花期は3月上旬~4月上旬。紅紫色一重咲きで、下向きに咲くマメザクラの特徴と花弁の色が濃く平開しないカンヒザクラの特徴を引き継いでいる。

 園内のさくらは、オカメザクラ11本のほか、ソメイヨシノ21本、オカメザクラと推定される桜10本、今年2月に横浜橋通商店街の創立80周年を記念して植樹されたシダレザクラ(枝垂桜)1本など。

 甘い蜜を求めるメジロの姿も見られ、満開を迎えたオカメザクラの姿に足を止め、カメラや携帯電話で撮影する人々も。

 市内のオフィス街に植樹された桜も満開で、海岸通二丁目付近でカンヒザクラ(寒緋桜)、海岸通三丁目付近ではカンザクラ(寒桜)をたのしむことができる。

 横浜市環境創造局 南部公園緑地事務所 都心部公園担当の臼田吉徳さんは「今はオカメザクラが見頃ですが、3月下旬には『歌丸桜』と名付けられたシダレザクラが咲き始め、ソメイヨシノも開花を迎えるはず。大通り公園はビルに挟まれた都心部の公園ですが、静かな雰囲気で市民の皆さまの憩いの場となっております」と話している。

 関内大通り公園は、1978年9月に開園。公園がある土地は、江戸時代初めまで南北を山に囲まれた入り海だったが、幕府の新田開発奨励にこたえて1656年に吉田勘兵衛が埋め立てを行い、吉田新田と呼ばれるようになった。公園は全長1.2キロ、幅30~40メートルで、「石の広場」「水の広場」「サンク・ ガーデン」「みどりの森」の4つの部分で構成。ヘンリー・ムーアやオーギュスト・ロダンなどの彫刻作品などが配置されている。

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