パシフィコ横浜で「G空間EXPO」-位置情報の世界を紹介

「G空間社会」のイメージイラスト

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 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で「G空間EXPO」が9月19 日~21日の3日間にわたり開催される。

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 同イベントはG空間社会(地理空間情報高度活用社会)の実現に向け、地図の流通、ナビゲーションなど新産業の創造に寄与する講演会やシンポジウム、新商品・新サービスの展示会及び産学官の関係者の情報交換会などを実施。産・学・官の連携のもと日本で初めて開催される。

 展示は「国をはかる」「豊かな暮らしをつくる」「安全・安心な生活をまもる」「未来にひろがる」の4つのゾーンに分けられ、位置情報の世界を紹介。「未来にひろがる」ゾーンでは、横濱地図博覧会実行委員会が「横濱から世界へ~近代測量図と歴史の旅」と題して、横浜とかかわりの深い海図や測量図の近代測量図に加え、絵図(横浜浮世絵)や鳥瞰図(ちょうかんず)、写真(横浜写真+絵葉書)や外国商館ラベルなどそれぞれの時代を視覚化し、開港から現在までの横浜の都市形成を紹介する。

 ステージプログラムは、俳優の中野裕太さんと宇宙航空研究開発機構(JAXA)研究員が出演する「G空間社会における宇宙・衛星テクノロジー」(19日13時~)、タレントの長州小力さんとアスキー総合研究所所長による「これは便利!ガジェット&アプリ大賞」(20日10時30分~)。「祝!ブラタモリ 第2シリーズ放送決定!! 古地図を片手に都会の街並みをブラブラ散歩」(20日13時45分~)、「なぜ人は位置ゲームにハマるのか?! 日米人気サービスのビジネスモデルとは?」(21日10時30分~)など。

 体験イベントとして、G空間を体験しながら横浜のまちをウォーキングする「G空間EXPOウォーキング」、会場を逃げまわる動物たちを探す「どうぶつラリーゲーム」、時刻表データをもとに電車の動いている様子を再現する「ICカードによる自分電車アニメーション」を行う。

 G空間EXPO実行委員会幹事で国土交通省国土計画局の大野淳参事官は「今回のイベントにより、新たな産業・サービスの創出や既存のサービスの高度化・発展に関する民間の提案や創意工夫を掘り起こし、準天頂衛星をはじめとした衛星測位の利用推進や地理空間情報を活用した産業創出を目指します。是非多くの皆様に足をお運びいただき、地理空間情報を活用するための技術や活用場面について、実物を見たり、体験し、来たるG空間社会についての理解を深めていただければと思います」と話す。

 開催時間は10時~17時。入場無料。詳細、体験イベントの申し込みは「G空間EXPO」公式ホームページから。主催は「内閣官房」「日本地理学会」「日本測量協会」など産学官約50団体・機関で構成される「G空間EXPO実行委員会」。

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