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横浜の学生が、沖縄の学生と連携して、沖縄の二次交通の課題についてアイデアを発表する共同授業を実施

提供:沖縄観光コンベンションビューロー 制作:ヨコハマ経済新聞

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横浜の大学生が沖縄の大学生とともに、沖縄の二次交通課題について共同授業を実施し、横浜の大学生は旅行者・沖縄の大学生は受入側の視点で意見を出し合い、アイデアを発表しました。大学生たちが見つけた、新しい沖縄旅のカタチとは?

いま沖縄県が新しい観光に取り組む理由 公共交通を利用した沖縄旅のニーズ8割

運転免許を持っている人の数は、2018年以降、年々減少傾向にあります(警視庁「運転免許統計(令和3年版)」より)。そして、“若者の車離れ”という言葉も聞くように、若い世代の運転免許保有率の減少は特に顕著です。マイカーを所有しない人も年々増加し、全国的に運転をしない人が増えています。

沖縄県及び一般社団法人沖縄観光コンベンションビューロー(本社:沖縄県那覇市、会長:下地芳郎、以下OCVB)が2023年1月に「沖縄旅行における移動手段に関する意識調査」(調査実施日:2022年12月14日-16日、調査対象:首都圏・阪神圏Z世代(18-25歳)男女)を発表し、首都圏・阪神圏に住むZ世代の約4割が運転免許を所持しておらず、沖縄に限らず旅先での運転に対する意識は約6割の方が「できれば旅先で運転したくない」と運転に対しての意向がこの結果からも分かった。その一方で、運転免許の所持や旅先での運転への抵抗感に関わらず、7割以上の方が今後3年以内に沖縄への来訪意欲があることが分かりました。

加えて、Z世代の8割以上が「沖縄の公共交通を利用したい」と回答し、公共交通を活用した沖縄旅のニーズが高いことも確認できました。

そんな沖縄では、OCVBが運営する公式HP『おきなわ物語』にて、2021年10月から“運転できなくても沖縄旅行を満喫できる”情報を発信。「レンタカーだけじゃない!おきなわ旅の楽しみ方」の情報発信を通じて多様な公共交通を使った旅の楽しみ方の発信、公共交通を使ったモデルコースの拡充など新たな沖縄旅の魅力として発信をより強化していく必要があると考えています。

若者が新しい観光を推進へ、沖縄ではじまる実践型SDGs授業「ちゅらモビリティプロジェクト」

上記調査では、沖縄旅行の現地での移動手段についてイメージするものを調査した結果、レンタカーを思い浮かべた方が一番多く「沖縄観光=レンタカーを運転する」というイメージがあることも分かりました。そのイメージを払しょくするためのアイデアを、次世代の旅行牽引層であるZ世代を代表し、地域課題解決に興味のある県内外の大学生に当事者目線で議論してもらうプロジェクト「ちゅらモビリティプロジェクト」を実施しました。

二次交通という1つのテーマに向き合うことで、沖縄が持つ自然景観や文化・風習などさまざまな「美しさ」にレンタカーだけではない様々な移動手段を活用して、より持続可能な形で出会ってほしいと始まった取り組みとなっています。

横浜商科大学の学生が、琉球大学の学生と連携して、沖縄旅のアイデアを発表

その取組に、横浜の学生も参加しています。横浜商科大学の学生と、琉球大学の観光やまちづくりなどを専攻する学生がチームを組み、横浜商科大学の学生は観光客の立場として、琉球大学の学生は観光客を受け入れる側の立場としてアイデアを検討しました。

三回に分けて行われた、横浜商科大学と琉球大学の共同授業は、

  1. オンラインでOCVB、大学等を繋ぎながら、課題や現状について話題提供&質疑応答
  2. 学生がチームを組んで、課題について考えるワークショップを実施
  3. 各チームがワークショップで検討したアイデアを発表

という流れで行われました。

アイデア内容は以下のようなもの等が発表されました。

バスに目的地の景勝地や特産品等をラッピング

どのバスに乗れば、どこに行けるのか分かりやすくバスに目的地をラッピング

公共交通の種別を問わず全国共通ICカードに対応するなどシステムの改善

県外から来た方がスムーズに公共交通を活用していただくため。

観光タクシードライバーの自己紹介などを掲載したアプリの作成

ドライバーの現地での知識や経験を活かし、よりディープな旅行を楽しむことができる。

「公共交通利用者利用者の潜在的なニーズや運営の改善のためビッグデータの分析・収集の強化」といった意見とあわせ、学生ならではのユニークで具体的なアイデアが行き交った。

その他にも、フェリス女学院大学、立命館大学、城西国際大学の学生がアイデアを発表。主要な停留所にモビリティポートを設置し降車後の周遊を支援したりする案のほか、「自らが選んだ写真がバスの1日乗車券になるシステム」の導入や、WEB上に「おすすめの公共交通を活用したルートのガチャガチャ」で旅の行程を決め、「行先を調べるのが面倒くさい」という声をワクワクに変えるアイデアなどが出されました。

フェリス女学院大学での取り組みの様子

参加学生からは、「公共交通を使った旅を広めていくことは、旅の楽しみ方の選択肢を増やし、多くの方に喜んでもらえる観光地になることに繋がると思った。」「二次交通課題は沖縄に限らず、他の都道府県でも考えないといけないことだと思う。」という声があり、地域の観光課題を身近に捉え、今後の学びとなるプロジェクトとなりました。

また、沖縄観光にとっても、今回発表された学生のアイデアは、自由な移動やそれを伴う楽しみ方、公共交通を利用した沖縄旅に必要な示唆を得ることができました。

「レンタカーだけじゃない沖縄旅の楽しみ方」を広げていくためには?

ちゅらモビリティプロジェクトに協力された横浜商科大学商学部観光マネジメント学科の秋山 友志准教授は、本プロジェクトについて次のようにコメントしています。

「本学・横浜商科大学は、横浜市鶴見区にキャンパスを持ち、観光を体形的に学べる観光マネジメント学科を有しております。沖縄と横浜鶴見には、朝ドラでも描かれたほど深い繋がりがあり、特に沖縄出身の方々が特に多く住んでいる地域が横浜鶴見にあります。今回、横浜商科大学の学生は沖縄を訪れる観光客の視点から二次交通課題解決のアイデアを考えたと思いますが、今後も、学生の皆様には観光課題についてぜひ自分ごと化して考えて、解決していってほしいです。また、今回のプロジェクトをきっかけに、沖縄と横浜鶴見の学生との新たな交流と沖縄の観光振興に繋がれば嬉しいです。」

秋山氏がいうように今後の観光においては、観光客を受入れる側、実際に観光地を訪れる観光客側の視点、双方の視点で観光課題に向き合っていくことが大切だと考えます。沖縄県では、引き続き持続可能な観光地の実現に向けて、多様な公共交通を使い、誰でも沖縄観光を楽しめる沖縄旅を推進していきます。

沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語
レンタカーだけじゃない! おきなわ旅の楽しみ方

OCVBが運営する観光情報サイト「おきなわ物語」では「レンタカーだけじゃない!おきなわ旅の楽しみ方」では公共交通を使ったモデルコースや各種交通手段のHOW TO動画、レンタカーなしでの旅のお役立ち情報を発信しています。旅の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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