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横浜駅直結高層マンション「ザ ヨコハマ フロント タワー」 ホテルや商業施設も 

完成予想図

完成予想図

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 横浜駅直結の分譲タワーマンション「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」(横浜市神奈川区鶴屋町1)は、相鉄不動産(西区北幸2)と東急(東京都渋谷区)を売り主として、1月11日に一般販売に向けたエントリーを受け付け開始、2月下旬にモデルルームを横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(西区北幸1)内にオープンする。

プレミアムグレードは160平米で6億円超 シェラトンのルームサービスも

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 「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」は、横浜駅周辺で最高層となる施設「THE YOKOHAMA FRONT」の分譲住宅。ビルの高さは約178メートルで、地上43階地下2階。1~4階=商業施設、子育て支援施設、クリニック、ホテルロビーなど、5階=居住者用ガーデン/ロビー、パーティーラウンジ、ライブラリーサロン、フィットネスルームなど、6~10階=ホテル、11~12階=サービスアパートメント、13~41階=住宅、39階=ゲストスイート、ベイビューラウンジ、42階=複合施設となる。

 相鉄グループは1917年に創立。沿線を中心とした街づくりの歴史は横浜駅西口から始まり、沿線で街づくりをおこなってきた。今回のプロジェクトは、二俣川、海老名などを含む相鉄沿線6大プロジェクトのひとつで、相鉄沿線100年の街づくりの集大成と位置付ける。

 東急は、2024年度から1万円札に肖像画が描かれる渋沢栄一さんらが1918年に設立した田園都市株式会社に端を発する。1922年に同社の鉄道部門が独立した目黒蒲田電鉄が現在の東急の前身で、今年は創立100周年を迎える。現在は大規模再開発が進む渋谷駅と横浜駅、東急東横線の両極で街づくりを進め、「日本一住みたい沿線をめざす街づくり」を掲げている。

 2010年5月に両社が組合員として参画する「横浜駅きた西口鶴屋地区 市街地再開発準備組合」を立ち上げ、2016年9月に都市開発が決定、2017年10月に「横浜駅きた西口鶴屋地区 市街地再開発組合」の設立認可、2019年に既存建物を除去し新築工事に着手、2021年に施設名称「THE YOKOHAMA FRONT」を決定した。完成は2024年3月を予定する。施工は大林組。

 再開発組合理事長の中山久招さんはオープンを前に「前身である準備組合から約12年の歳月がたち、ひとつひとつ課題を乗り越えながらようやく住宅販売を迎えることが出来、うれしく思う。事業完了時に全住戸に明かりが灯ることを願い、鶴屋地区のにぎわい、ひいては横浜駅周辺のさらなる発展に貢献したい」とあいさつ。

 組合事務局で相鉄アーバンクリエイツの青山敏之さんは「このプロジェクトより駅側は『業務・商業専用地区』となり、住宅が建てられないエリアなため、駅から最も近い住居。総戸数200戸以上の大規模分譲マンションで、横浜駅徒歩3分は初」と「横浜駅に最も近い大規模分譲マンション」となる物件の「再開発事業だからこそなしえた立地の希少性」を強調する。「首都圏で10路線以上が利用できるビッグターミナル駅(東京・上野・大宮・新宿・横浜)の5駅のうち直結の分譲マンションは本プロジェクトが初」とも。

 住宅の全戸数は459戸で、間取りはワンルームから3LDK、面積は23.42平方メートル~161.62平方メートル。うち第1期は、相鉄不動産や東急など関係社に登録のある顧客を対象とし、129戸の申し込みを受けた。1期で販売した物件は、面積=55.48平方メートル~161.62平方メートル、販売価格=1億30万円~6億6800万円、販売坪単価=717万。2期以降の販売価格は未定。

 敷地面積=約6687平米、建物延床面積=約7万9333平米。駐車場は130台で、EV充電用を20台含む。 

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