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相鉄本線の西谷駅~二俣川駅間地下化で踏切10カ所除去 2033年度の完成目指す

相模鉄道の新型車両21000系

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 横浜市は1月25日、相鉄本線の西谷駅から二俣川駅間を地下化する市の都市計画事業「相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業」を都市計画決定したと発表した。

連続立体交差事業の平面図・縦断図:相鉄の「開かずの踏切」がなくなる

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 横浜市は、相模鉄道本線の鶴ヶ峰駅付近を中心に西谷駅から二俣川駅間の交通渋滞の解消、歩行者の安全性の向上、災害時における緊急活動の迅速化、鉄道に分断された地域の一体化などを目指し、鉄道を地下化する検討を2016年度から進めてきた。

 都市計画を決定した区域は、相鉄線の鶴ヶ峰駅付近を中心とする西谷駅~二俣川駅間の約3.24キロメートル。約2.13キロメートルを地下化し、鶴ケ峰駅は地下に移設する。

 西谷駅から二俣川駅間には、11カ所の踏切があり、ほとんどがピーク時1時間あたり40分以上遮断している「開かずの踏切」となっている。鉄道を地下化する連続立体交差化により、10カ所の踏切がなくなる。

 事業主体は横浜市で、国との詳細設計協議を経て、2022年度上半期に事業認可を得て、同年度下半期に着工し、2033年度の完成を目指す。

  連続立体交差事業は、都市部における道路整備の一環として、道路と鉄道との交差部で、鉄道を高架化または地下化することにより、多数の踏切を一挙に除却し、踏切渋滞、事故を解消するなど都市交通を円滑化し、鉄道により分断された市街地の一体化を促進する都市計画事業のこと。

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