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kosha33で改定個人情報保護法の利活用を学ぶオープンセミナー

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 横浜市中区日本大通のkosha33スタジオ(横浜市中区日本大通33)で9月12日、オープンセミナー「改正個人情報保護とその利活用」が開催された。

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 個人情報について詳しい日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)の郡司哲也さんを講師に招き、2017年5月30日に施行された「改定個人情報保護法」について説明した後、適切な情報管理のポイントについて、参加者の経験を共有しながら具体的に学んだ。

 「改定個人情報保護法」では、それまで対象外だった小規模事業者や、自治会・町内会も含む任意団体などが、個人情報保護法の対象となった。個人情報保護法は事業者に対し、個人情報の使用目的を明示し、目的以外には使用しないことを義務付け、第三者へ個人情報を渡すときは、本人の同意を得ることを求めている。これらのルールに沿って個人情報を取り扱う際には、各事業者が秘密保持のルールをつくり、名簿の取り扱いに関する研修を行なうことが必要になる。

 今回のオープンセミナーは、137(東京都港区)、Kosha33ライフデザインラボ、横浜コミュニティデザイン・ラボ(中区相生町3)の3者が連携して企画した。

 神奈川県住宅供給公社が運営する同スタジオは、日本大通りに面したオープンな多機能空間となっている。イベントには個人事業主やNPO法人経営者など24人が参加した。

 講演の後、参加者からは「紙ベースの個人情報管理のポイントは」「クラウド管理は安全か」など積極的に質問が飛び交い、「改訂されてから不安な気持ちだったから来た。不安が解消されたのでよかった」との感想が寄せられた。

 セミナーをコーディネートした137の黒田千佳さんは「『新しい価値を生み出したい』という思いのもと、参加者が事業に役立てられる個人情報の取り扱いについて共に学べる場を提供しようと、今回このようなオープンなイベントを企画した。過敏になりすぎず、法律だけに縛られない関係性を周囲と築きながら事業を進めることも大切」と話した。

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