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横浜中央卸売市場で野菜の流通・地産地消を考えるソーシャルな消費者養成講座

横浜の青果物流通の中心・横浜中央卸売市場

横浜の青果物流通の中心・横浜中央卸売市場

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 横浜の生鮮食料品の流通を担う「横浜市中央卸売市場」(横浜市神奈川区山内町1)で12月1日、青果物流通の現場である場内視察と横浜・神奈川野菜の地産地消の状況について学ぶ講座「横浜の野菜を食べる意義と楽しみ~中央卸売市場で野菜の流通・地産地消を考える」が開催される。

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 横浜市経済局による消費生活協働促進事業「地域を知る・エシカルを知る ソーシャルな消費者養成講座」の一環。エシカル(Ethical)とは、エシックス(ethics、倫理)の形容詞で「倫理的な、道徳的な」という意味がある。第5回講座となる今回は、1941年創業の青果物卸「藤岡食品」3代目社長の藤岡輝好さんが講師を務める。

 主として、企業や病院など法人を対象とした取引を手がける藤岡さんは、生産者と流通中間業者と消費者のつながりを強め、青果物についての知識を深める「よこはま青果塾」や、横浜市環境創造局が始めた横浜の地元農産物の流通促進を啓発する「はまふうどコンシェルジュ」の活動にも取り組んでいる。

 今回は、青果物部門の流通について、藤岡さんの説明を聞きながら市場内を視察。その後、座学形式のセミナーで、全国から市場に運ばれてくる野菜と横浜野菜についてのレクチャーを聞き、横浜・神奈川の野菜を食べる意義について考える。また、流通過程で出てしまう生鮮品の廃棄物についても、話を聞く。

藤岡さんは「市場にどのように野菜や果物が運ばれ、それらがどのような業者によってさばかれ、小売店に流通していくのかを、実際の現場で学んでいただけたら。また、中央市場の流通での役割や位置づけ、食の安全を守るための役割についてもお伝えしたい」と話している。

 講座は13時15分から15時30分まで。資料代500円。申し込み・問い合わせは、主催のNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボまで。

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