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横浜三溪園で「紅葉の古建築公開」 聴秋閣と横笛庵

重要文化財「聴秋閣」

重要文化財「聴秋閣」

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 三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で、「紅葉の古建築公開」が開催されている。

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 今年は重要文化財の「聴秋閣(ちょうしゅうかく)」、土間と座敷からなる田舎家風草庵「横笛庵(よこぶえあん)」を公開。聴秋閣奥に広がる紅葉の遊歩道も開放され、古建築と散策を楽しむことができる。

 聴秋閣は、1623年に徳川家光が京都二条城内に建てたと伝えられる春日局ゆかりの楼閣建築。3つの屋根がバランスよくまとめられた外観の形状から、かつては三笠閣(みかさかく)の名で呼ばれ、内部にも変化に富んだデザインが見られる。

 横笛庵(1908年建築)は、奈良・法華寺からの移築ともいわれるが、由緒の詳細は不明。横笛庵の名は、建物内に平家物語に登場する悲恋の女性「横笛の像」が安置されていたことに由来する。横笛の像は戦争の際に失われたという。

 会期中は、三溪園ボランティアによる「秋の"一日庵(いちじつあん)"にじり口入室体験と呈茶」(12月1日)や「紅葉の自然観察会」(12月10日)も実施する。

 三溪園の広報担当の吉川利一さんは「三溪園の紅葉は、同じ敷地の中でさまざまさなシーンが楽しめることも魅力。モミジ・カエデの紅色やイチョウの黄色、また、そこに置かれた建物によってもその風情は変わる。ぜひ各所をゆっくり散策いただけたら」と話す。

 開園時間は9時~17時。入園料は大人=500円(市内在住65歳以上無料)、小学生=200円。12月11日まで。

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