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横浜シネマリンで難病と向き合う家族を追うドキュメンタリー「Given」上映 親子上映会と来場者プレゼントも

「Given ~いま、ここ、にあるしあわせ~」監督の高橋夏子さん

「Given ~いま、ここ、にあるしあわせ~」監督の高橋夏子さん

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 伊勢佐木町のミニシアター「横浜シネマリン」(横浜市中区長者町6)で、難病を患う子供を持つ家族を映したドキュメンタリー映画「Given ~いま、ここ、にあるしあわせ~」が上映されている。

長男が悪性腫瘍となった横浜市在住の塩川ファミリー

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 同映画は、長男が悪性の腫瘍で顔面の半分を切除した横浜市在住の塩川家、日々進行が進む難病の娘がいる志藤家、18トリソミーという染色体異常の次女がいる米田家の3家族の日常を追ったドキュメンタリー。ジャズシンガーの綾戸智恵さんがテーマ曲と語りを担当した。

 難病の「難しさ」を描いた内容ではなく「生きる歓び」を映し出し、観る者に「生きる」ということや「本当のしあわせ」についての気づきを与えてくれる内容。製作・配給は公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」(東京都中央区)。

 監督の高橋夏子さんは、神奈川生まれの一児の母。テレビ番組の制作をしてきた。同映画は映画監督としての初作品。自宅でパソコンを使って編集作業をしたという。

 高橋さんは「難病の映画ではなく、困難があってもどうやって強く生きていくかということをテーマとした、普遍的な幸せについての映画。子どもから大人まで幅広い世代の方々に見て欲しい」と話す。

 また、「難病の子どもとその家族へ夢を」の最高顧問を務める聖路加国際病院の日野原重明理事長は「いのちは、自分のものではない。その与えられたいのちを、精一杯、 一人ひとりが夢を持って、生き抜くのです」と応援メッセージを寄せている。

 5日の子どもの日には、子ども連れで鑑賞できる「親子上映」を開催する。また、5日と6日の来場者全員に、映画の撮影を担当したカメラマン・橋本和典さんによるポストカードをプレゼントする。

 上映時間は10時30分~12時10分。料金は一般=1,500円、大学・専門1,300円、高校以下・シニア=1,000円。未就学児は無料。上映は6日まで。

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