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山下町で「大田区町工場リング」展示会-横浜のアーティストがコラボ

ヘッドパーツは玉・六角・タテ目(大)・タテ目(小)・アヤメ(大)・アヤメ(小)の全6種

ヘッドパーツは玉・六角・タテ目(大)・タテ目(小)・アヤメ(大)・アヤメ(小)の全6種

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 山下町のインペリアルギャラリー(横浜市中区山下町25)で1月17日・18日の2日間、横浜在住の現代美術作家・田添かおりさんと東京都大田区の町工場・矢澤製作所のコラボによるリングジュエリー作品「大田区町工場リング」の展示会が開催される。

横浜市認定歴史的建造物に認定されている「インペリアルビル」

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 同作品を企画したのは、大田区に数多く集まる、専門的で精密な機械の部品作りを行う小規模な町工場の新たな可能性を模索する活動団体「830(ハチサンマル)デザインラボ」。町工場が持つ技術とデザイナーやアーティストが持つ自由な発想をつなごうと、昨年6月に発足した。今回は830デザインラボメンバーの田添さんがデザインを担当し、金属の小さな丸物加工を得意とする矢澤製作所が製作を担当した。

 「大田区町工場リング」は、真鍮の基材を使った金のリングと、その真鍮にイオンプレーティングを施したIPブラックリングの2色展開。ビスやナットなどの工業部品を感じられるようなデザインや、通常は滑り止めのために時計のリュウズ部分などに施されるローレット加工をあえて採用している。また、矢澤製作所の繊細な技術を生かし、部品接合にはM2規格の小さなネジを使用する。リング2個とパーツ5個のセット(17,820円)と、リング1個とパーツ3個のセット(9,720円、ともに展覧会特別価格)を専用ケース入りで用意する。

 830デザインラボメンバーでの田添さんは「リング作品を通して大田区の町工場のすばらしさ、その高い技術を、気軽に手にとって実感していただける機会となれば」と話している。

 開催時間は17日=11時~19時、18日=11時~18時。インペリアルギャラリーは、「インペリアルビル」(旧インペリアル・アパート)1階にある貸しギャラリー。インペリアルビルは1930年に山下公園の一本南側を通る水町通り沿いに、外国人向けのアパートメントホテル(長期滞在型の宿泊施設)として建てられた建築物で、2011年2月に横浜市認定歴史的建造物に認定されている。

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