日本新聞博物館で「報道写真展」ー「火山灰の中に生存者」ほか280点を展示

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 日本新聞博物館(横浜市中区日本大通11)で1月10日から、「2014年報道写真展」が開催されている。

東京写真記者協会賞を受賞した「火山灰の中に生存者~御嶽山噴火~」(産経新聞社、大山文兄)

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 同展では、東京写真記者協会加盟の新聞・通信・放送34社の写真記者が2014年に撮影した報道写真の中から選んだ約280点を紹介する。主催は日本新聞博物館、東京写真記者協会。

 2014年東京写真記者協会賞には、御嶽山が噴火した翌日の9月28日、火山灰に埋もれた山頂付近で救助を待つ女性の様子をとらえた「火山灰の中に生存者~御嶽山噴火~」(産経新聞社、大山文兄)が選ばれた。会期中は、同協会受賞作をはじめ、「一般ニュース」「企画」「スポーツ」「文化芸能」の各部門賞や奨励賞などの報道写真を展示する。

 作品は、一般ニュース部門賞(国内)=「太陽を横切る若田船長のISS」(朝日新聞社、飯塚晋一)、企画部門賞(海外)=「雨傘革命」(読売新聞東京本社、田村充)、スポーツ部門賞(海外)=「浅田真央 氷上の涙」(毎日新聞社、貝塚太一)、奨励賞(文化芸能部門)=「頑張らなくちゃ、ダメよ~ダメダメ!」(スポーツニッポン新聞社、長久保豊)など。そのほか、東京以外の各地(北海道、東北、中部、関西、関西スポーツ、九州)の写真記者協会が選定したグランプリ作品6点も展示する。

 関連イベントとして、2月21日に同館2階ニュースパーク・シアターで2014年報道写真展「記者講演会」を開催。東京写真記者協会賞を受賞した産経新聞東京本社の大山文兄さんと、一般ニュース部門賞〈国内〉を受賞した朝日新聞東京本社報道局写真部の飯塚晋一さんが登壇する。また、3月中に親子写真教室も予定している。

 日本新聞博物館の担当者は「社会情勢をとらえる力、瞬間を切り取る写真記者の『技』を垣間見ることのできる企画展。歴史に刻まれた瞬間をご覧いただければ」と話している。

 会場は日本新聞博物館2階・企画展示室。開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、一般=510円、大学生=410円、高校生=300円、中学生以下無料。月曜休館。3月29日まで。

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