横浜音楽文化協会は「よこはまマリンコンサート」を神奈川県立音楽堂（横浜市西区紅葉ケ丘9）で、8月1日に開催する。

第29回「歓喜に寄す～不屈の生命力ベートーヴェン～」は公演中止

　1992（平成4）年から毎年開催されている演奏会で、今年は第30回の記念公演となる。テーマは「フランス音楽の薫り」。没後百年を迎えたフランスの作曲家サン=サーンスさんの「動物の謝肉祭」や、アルゼンチン出身でパリで才能を開花させた作曲家ピアソラさんの「リベルタンゴ」など全8曲を予定。オペラアリアや、ピアノ・ヴァイオリン・ファゴットのソロなど多彩なプログラムを22人の演奏者で奏でる。

　よこはまマリンコンサート実行委員会の柳澤涼子さんは「毎年開催されている演奏会で、今や港町横浜の夏の風物詩となっている。県立音楽堂の木の響きは、国内外の多くの著名演奏家に長年愛されてきた。バンドネオンの個性的な音色がどのように木のホールに響き呼応するのかも聴きどころのひとつ」と話す。

　横浜音楽文化協会は1988（昭和63）年、横浜市在住・在勤のプロの音楽関係者により発足した。同年9月19日に「ホテル・ニューグランド」で設立総会を開催、初代会長に指揮者で作曲家の故・山田一雄さんを、名誉会長に当時の横浜市長である故・細郷道一さんを選出し、活動を開始した。会員数は設立当初が81人、現在は138人。

　開演は14時～。入場料は一般＝4,200円、シルバー＝4,000円。当日券あり。