JR桜木町駅近くに4月1日、譲渡型の猫カフェ「にゃんくる桜木町店」(横浜市中区花咲町1、TEL 045-315-5602)がオープンした。
同店は石川町で2008年にオープンした猫カフェ「れおん」なども手掛けるアンビシャス(中区)が運営。山梨県のNPO法人「リトルキャッツ」と連携し、保護された猫たちを預かって譲渡先を探すという形で、川崎店、鎌倉店に続いて県内3店舗目のオープンとなる。
オープン時点で約30匹という店内の猫スタッフは、全て飼い主募集中の猫たち。来店客は店内で猫たちとふれあいながら時間を過ごし、気に入った子がいれば受け入れ希望である旨をスタッフに伝え、飼育環境などを審査した上で譲渡の可否が決定される。
料金システムは滞在30分600円+ワンドリンクオーダーが基本で、90分セットや120分セット、フリータイムなどのメニューも用意する。ドリンクはコーヒーや紅茶、ソフトドリンクなど約40種類。店舗面積は約60平方メートル。
「にゃんくる」は川崎店が2013年に、鎌倉店が2015年にオープンし、これまでに延べ300匹以上の猫たちを譲渡してきた。譲渡に際しては、鎌倉店から異動となったスタッフが親身に相談に乗ってくれるという。
にゃんくる桜木町店を運営するアンビシャス代表の後藤靖雄さんは「当店にいる猫たちは生後4カ月から半年程度の子が多いが、成猫もおり年齢はさまざま。通常の譲渡会やペットショップではケージにいる緊張した姿しか見られないので、店内スペースでたくさん遊んでもらい、猫本来の魅力を知ってもらった上で家族として受け入れることを検討してもらえれば」と話す。
営業時間は11時~20時。