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「女神橋」の全面供用開始 みなとみらい21地区と新港地区を接続

写真手前の橋が「女神橋」

写真手前の橋が「女神橋」

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 みなとみらい21地区の中央地区と新港地区を、海沿いで接続する「女神橋」の全面供用が3月31日に始まった。

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 女神橋は、全長約75メートル、幅員約6メートルのパシフィコ横浜付近とカップヌードルミュージアムパークの間の大岡川の最も下流の海沿いに架かる橋梁。直線を活かしたシャープな桁(けた)の形状とし、桁側面に角度を設けスレンダーに見えるデザインが特徴で、緩やかな傾斜と滑りにくい舗装を採用している。車いすやべビーカーの安全・安心な通行とジョギングやウォーキングの快適な環境を実現し、横浜港の魅力を感じながら散策できる。

 女神橋は、12月28日から橋梁部の供用を開始し、新港地区側と中央地区側の階段からの通行できるようになった。31日からバリアフリーに対応するスロープ部を含めて全面的に供用が開始となり、ベビーカーや車いすでも通行ができるようになった。

 横浜市は、2月末に女神橋の全面供用を予定していたが、緊急事態宣言の発令等などにより資機材の調達や人材の確保に日時を要したことなどから供用開始が遅れていた。当初は2020年7月の開通を予定していたが、橋桁を取り付けた後に、桁下高が約100メートル上流にある国際橋の4.2メートルより低いために、観光船などが通れないことが判明し、橋をジャッキアップでかさ上げして、スロープなどを造り直した。

 橋は、横浜市が名称の募集を行ない、265件の応募があった。歩行者デッキの袂(たもと)のヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの最頂部に、国際平和のシンボルとされるのブロンズの女神像「みちびき」が設置されており、歩行者デッキが横浜の発展や、そこに集う人々の幸せ、世界の平和を導くシンボルとなってほしいとの思いから選定された。

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