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「日産アートアワード2020」開幕 ファイナリスト5人が新作展示

優生思想で統制された近未来の架空の都市でのオリンピック開幕式を描いたという風間サチコさんの作品《ディスリンピック 2680》(2018年)

優生思想で統制された近未来の架空の都市でのオリンピック開幕式を描いたという風間サチコさんの作品《ディスリンピック 2680》(2018年)

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 日産自動車(横浜市西区高島1)が創設した現代アートのアワード「日産アートアワード2020」ファイナリストによる新作展覧会が8月1日、同社の期間限定施設「ニッサン パビリオン」(西区みなとみらい6)でスタートした。

見ているだけなのに触っているような感覚、音が聞こえないのに聞こえるような感覚を目指したという土屋信子さんの作品《Mute-Echoes》(2020)

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 同アワードは、2013年の創立80周年を記念し、将来性のある日本の優れたアーティストの活躍を支援することを目的に創設。これまで宮永愛子さん(2013年)、毛利悠子さん(2015年)、藤井光さん(2017年)らがグランプリを受賞し、今回は4回目の開催となる。

 ファイナリストは28組の候補者から選出された潘逸舟(はんいしゅ)さん、風間サチコさん、三原聡一郎さん、土屋信子さん、和田永さん。ファイナリストの賞金は100万円で、8月26日の授賞式で5人の中から選ばれるグランプリには、さらに200万円の賞金と海外レジデンスのための費用や助言が与えられる。授賞式の模様はオンラインで中継予定。

 期間中は、「ヨコハマトリエンナーレ2020」との連携パネルディスカッション(8月4日)やグランプリとの交流企画(9月5日)をオンラインで実施するほか、展覧会映像やファイナリストの対談映像も用意する。

 展覧会は9月22日まで。第1月曜休館。開館時間は平日=11時~19時、土曜・日曜=10時~19時。入場無料。

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