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「昭和の国鉄」がコンセプトの居酒屋「新横浜機関区」8周年

30人ほどの常連客が祝った15日の「新横浜機関区」8周年パーティー

30人ほどの常連客が祝った15日の「新横浜機関区」8周年パーティー

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 元国鉄職員が店主を務める「昭和の国鉄」をコンセプトにした居酒屋「新横浜機関区」(横浜市中区吉田町)が2月17日で8周年を迎える。15日には、開店8周年を記念するパーティーが同店で開かれた。

線路が12メートルを超えるNゲージの前には、8周年を祝う花束

 関内駅から徒歩3分ほどの場所にある同店の店内に入ると、JRの前身公社である日本国有鉄道(以下、国鉄)の制服を着た店主の花島信之さんが出迎える。自らを「誘導掛」と名乗る花島さんは高校卒業後、国鉄に入社した国鉄OB。店名は最初の配属先が「新鶴見操車場」だったことにちなむ。

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 店内には鉄道の要素をちりばめる。入り口には切符の券売機があり、切符は食券となる。国鉄に乗って北海道をよく旅したという花島さんオリジナルのメニューは、JR北海道宗谷本線の駅、音威子府(おといねっぷ)の駅そばとして知られる黒いそばや、同函館本線の森駅のイカめし、ライスが北海道の形をしたカレーライスなど、鉄道にちなんだユニークな料理をそろえる。器は箸も鉄道車両の形。ボトルキープをする際は、自分で撮った鉄道写真を持参すると写真がボトルのラベルに貼られるなど、随所に鉄道へのこだわりを見せる。

 窓からはJR根岸線が一望できる。店の奥には12メートルを超える線路の鉄道模型Nゲージ。持ち込みの鉄道模型車両や、店の機関車・電車を借りて走らせることができる。

 8周年のパーティーに訪れた客は約30人。遠くは関西からの参加もあった。開店時から通い続けている男性客は「同じ趣味の友人が増えるのが魅力」という。鉄道ファンが多いが、鉄道初心者にもフレンドリーで、「今『8時ちょうど』ってあずさ2号じゃなくて5号なんですよね」というような会話が飛び交うが、意味を聞くと「上りが奇数で下りが偶数になったので、2号は上りしかないんです」など優しく説明してくれる。

 パーティーを音楽で盛り上げたのは地元密着音楽グループの「日ノ出サンデーズ」。2014年に結成し京急日ノ出町駅前の路上で演奏を始めたメンバーが、旅や電車、汽車にまつわる曲を演奏した。「いつか日ノ出町駅の発車メロディになりたい」と野望を話すと大きな拍手が起こった。

 空手の黒帯を持つという横浜市在住の韓国系アイドルの瑞月さんは鉄道アイドルを目指して、この日、新横浜機関区でデビューした。JR西日本の制服に身を包み、鉄道グッズ抽選会のプレゼンターを務め、皆に受け入れられていた。「蒸気機関車の音や形が好き。模型も好きなので新横浜機関区に通いたい」という。

 パーティーの最後には8周年を祝う8本のロウソクが立てられたケーキが贈られ、花島さんは「鉄道が最初から好きだったどうかはもう分からないが、ずっと続けてきたら好きになっていた。これからもよろしくお願いします」と笑顔で話した。

 新横浜機関区の月ごとの営業日は「時刻表」としてホームページで発表する。通常は17時~23時で、日曜定休。水曜はサービスデーでアルコール1杯を300円で提供。毎月第4金曜は「鉄子の日」として女性はアルコール1杯300円、ソフトドリンク1杯200円でサービスする。

 2月17日20時より、8周年記念企画第2弾としてビンゴ大会を開催。参加無料。

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