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横浜市開港記念会館で「近現代歴史的建造物の保存活用」を知るセミナー

ヨコハマヘリテイジ所有資産第1号「野毛都橋商店街ビル」

ヨコハマヘリテイジ所有資産第1号「野毛都橋商店街ビル」

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 横浜歴史資産調査会(通称・ヨコハマヘリテイジ)は2月23日、横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で、「ヨコハマヘリテイジセミナー2018~光り輝く近現代歴史的建造物は宝~」を開催する。

都橋商店街ビルは東京オリンピックを契機に野毛の露店を収容した共同店舗

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 ヨコハマヘリテイジは、横浜市とともに歴史的資産の保存活用や普及啓蒙に取組んできた団体。2017年12月には、野毛周辺の露店などを収用するために1964年に建設された共同店舗で、横浜市歴史的建造物として登録されている「野毛都橋商店街ビル」を公益財団法人横浜市建築助成公社から寄贈を受けて所有。近現代建造物の保存活用に力を入れている。

 今回のセミナーは、野毛都橋商店街ビルのような近現代の建造物を歴史的建造物として見直し、保存活用していくことを目指し、各地の事例を紹介する。

 基調講演は、神奈川大学教授の内田青蔵さんによる「近現代建築の保存活用について」。シンポジウムでは、山手総合計画研究所の戸田啓太さん、横浜国立大学准教授の藤岡泰寛さん、伝統技法研究会代表理事の大平茂男さん、東海大学教授でDOCOMOMO Japan幹事長の渡邉研司さんの4人のパネリストを招き、各地の事例を紹介する。

 横浜歴史資産調査会事務局長の米山淳一さんは「横浜には開港当時を思わせる建造物だけでなく、近現代の貴重な建造物も多数存在している。そのことをまず知ってもらうことが大切。横浜を愛する人達に、広く参加していただきたい」と話している。

 セミナーは18時30分から21時まで。参加費は一般700円、ヨコハマヘリテイジサポートクラブ会員500円。当日参加も受け付ける。

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