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横浜三溪園で「新緑の古建築公開」 一日庵茶会や自然観察会も

重要文化財「春草廬」

重要文化財「春草廬」

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 三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で4月29日から、ゴールデンウイーク限定「新緑の古建築公開」が開催されている。

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 会期中は、江戸時代初期の建築である「聴秋閣(ちょうしゅうかく)」(重要文化財)と「春草廬(しゅんそうろ)」(重要文化財)を公開し、聴秋閣奥の新緑の遊歩道も開放する。

 聴秋閣は、1623年に徳川家光が二条城内に建て、後に春日局が賜ったと伝わる楼閣建築。各部の意匠は独創性・変化に富み、書院造としての格や茶亭としての機能に応じて緻密に構成されている。春草廬は、原三溪が京都宇治の三室戸寺金蔵院から移築したもので、当時は隠居所に隣接して建てられていた茶室。いずれも小規模な建物のため間近からの見学となる。

 関連イベントとして、原三溪市民研究会による「クイズで学ぶ三溪園~原富太郎と横浜」(5月3日~5日)、三溪園ボランティアによる「新緑の自然観察会」(4月30日、5月4日・10日)や「新緑の一日庵(いちじつあん)茶会」(5月7日)が催される。

 三溪園の広報担当の吉川利一さんは「公開の春草廬と聴秋閣周辺では、新緑のモミジとともに足元にはみずみずしい苔も多くみられる。さわやかな風情をぜひ感じていただければ」と話す。

 開園時間は9時~17時(入園は閉園30分前まで)。入園料は大人=500円(市内在住65歳以上無料)、小学生=200円。5月7日まで。

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