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横浜で障害者が作るパン・菓子コンテスト「チャレンジドカップ」-埼玉チームが2部門制覇

菓子部門で優勝したシンフォニー(埼玉県)とチャレンジドカップ実行委員長の成田真由美さん。表彰チームには飾りパンやケンミックス、薄力粉なども贈られた

菓子部門で優勝したシンフォニー(埼玉県)とチャレンジドカップ実行委員長の成田真由美さん。表彰チームには飾りパンやケンミックス、薄力粉なども贈られた

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 国際フード製菓専門学校(横浜市西区楠町14)で11月30日、障害者が作るパンと菓子の日本一を決める「チャレンジドカップ~夢のパン・菓子コンテスト」決勝大会が開催され、菓子部門ではシンフォニー(埼玉県)の「どき土器クッキー」が、パン部門ではサプライズチーム☆SAKURA(埼玉県)の「桜ポモドーロ」が一位に輝いた。

パン部門優勝の「桜ポモドーロ」

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 パン窯製造メーカー「櫛澤電機製作所」(神奈川区)と納入先の福祉施設やパン店が協力し、2003年に始めた同大会。2年に1回のペースで開催し、6回目となる今年は全国22の都道府県・64施設からの応募があった。

 決勝には、書類審査と試食などの製品審査を経た各部門8施設、計16チームが出場。審査員やギャラリーの前で腕を披露し、その技術と味を競った。

 菓子部門で優勝した「どき土器クッキー」は、埼玉県志木市内で発掘されたという土器をモチーフにした、よもぎやあわ、黒米、赤米を使ったクッキー。「リリエンベルグ」(川崎市)オーナーシェフの横溝春雄さんからは、「十分きれいにできているのに、納得がいかなかったのか成型し直している様子が印象深かった。味も飽きのこない良いお菓子に仕上がった」と講評を受けた。

 パン部門優勝の「桜ポモドーロ」は、チームが所属する埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園で作った野菜を使ったトマトパン。講評を務めた「パンステージ・プロローグ」オーナーシェフの山本敬三さんは「チームとしてのまとまりはもちろん、役割分担もきちっとしていて、かなり練習したのではないか。完成度が非常に高かった」と話した。

 このほか、菓子部門銀賞にははたらき本舗(泉区)、銅賞にはぎんが工房(山梨県)が選出。パン部門銀賞にはにっこり(岐阜県)、銅賞には室蓬館ベーカリーチーム(岩手県)が選ばれた。

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