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100周年の赤レンガ倉庫でワークショップ-100年前の瓦にメッセージ

講師を務めるアーティストのロコ・サトシさん

講師を務めるアーティストのロコ・サトシさん

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 横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で5月21日と22日、赤レンガの100年瓦にアートメッセージを描くワークショップ「ROCCO'S 横浜赤レンガ倉庫 KAWARAアート100」が開催される。

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 赤レンガ倉庫は1911年、横浜税関の施設として創設された歴史的建造物。正式名称は新港埠頭保税倉庫。2002年4月12日に官民共同のリノベーションで文化・商業施設としてリニューアルオープンした。今年で創建100周年を迎えた赤レンガ倉庫は、国内で初めて、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」の優秀賞を受賞した。

 ワークショップでは、100年の歴史をもつ横浜赤レンガ倉庫の瓦に、水性絵の具でアートメッセージを描く。1970年代後半に桜木町東横線高架下に不思議なシルエットの壁画を描いたことで知られるウォールペイントの創始者、ロコ・サトシさんが講師を務める。

 会場は横浜赤レンガ倉庫1号館1階エントランスホール。開催時間は13時~17時。参加料は2,000円(見学無料)。

 アーティストのロコさんは「100年前の瓦を手にすると横浜の歴史を感じる。長い間、赤レンガ倉庫を風雨から守りつづけ、横浜の数多くのドラマをみつめてきたその瓦にアートメッセージを描いてみませんか。テーマは自由。水性絵の具を用意しています。横浜の昔を思いながら、現在、未来とつなげていく作品を展示したいと思います。皆様の参加を心よりお待ちしています」と話す。

 ロコさんは、1989年に横浜博覧会のパビリオン、1995年に横浜市営バスの車両にペイント、2006年に横浜・黄金町の京急高架下で地元小学生と一緒にフェンスに絵を描くなど、横浜の景観に数々の作品を提供。作家活動と並行してさまざまなワークショップを行い、特に美術を通して子どもたちの生活や学校の環境の改革に力を入れている。1990年よりカリ フォルニア州・サンディエゴ市にも拠点を構え、その活動に対し同市長より謝意宣言書が発布されたほか、ボブ・マレー生誕50周年記念コンサートでは平和賞受賞、1999年に横浜市文化賞奨励賞の芸術部門賞を受賞している。

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