みなとみらいの特設テントで「メリーさん」テーマに演劇公演

「市電うどん~ハマのメリー伝説~」稽古の様子

「市電うどん~ハマのメリー伝説~」稽古の様子

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 演劇人発掘育成プロジェクト「横浜未来演劇人シアター」は10月31日~11月3日、みなとみらいの特設テント劇場で総勢約80人が出演する野外ダンス公演「市電うどん~特盛版~」を上演する。演劇祭「第2回横浜フリンジフェスティバル」の一環。

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 同公演は昨年11月に好評を得た作品の再演となるもので、出演者も40人ほど増やし規模を拡大。会場にはかつての横浜を再現した街並みが登場する。作品には同劇団員に加え、振り付けと主演のメリーさん役に独特の即興ダンスで知られる石丸だいこさんが出演。そのほか、WAHAHA本舗の大窪みこえさん、空中パフォーマンスで知られるダンサーの渡邊純子さん、演奏にチェロ奏者・坂本弘道さん、パーカッション奏者・栗木健さんらが登場する。総合演出は寺十吾さん、制作総指揮は大西一郎さんが務める。

 物語は、横浜で娼婦としての生き方を貫いた「ハマのメリーさん」が亡くなる前に見ていたであろう横浜の風景を、1972年まで運行していた路面電車「横浜市電」の車窓を通して表現し、メリーさんの人生をたどる懐古ストーリー。

 制作総指揮の大西さんは「また見たいたいという声が多く、再演することとなった。今回は作品公演だけでなく、元『たま』の滝本晃司さんらがゲストライブに出演してくれることになりさらに盛り上がることを期待している」と話している。

 開演時間は10月31日=19時30分、11月1日・2日・3日=18時。チケットは前売=3,000円、当日=3,500円、中高生=2,500円。

 横浜未来演劇人シアターは、演劇界の登竜門としてプロを目指す新進演劇人を発掘し、演出家・寺十吾さんら演劇界で活躍するプロの指導のもと横浜発舞台芸術家を育成するプロジェクト。これまで「メリーさん」をテーマにした3作品を公演した。

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