
昭和30年頃の横浜は、太平洋戦争の重荷を背負いながら、戦後復興へと動き始めた時期です。昭和20年5月の大空襲で大きな被害をうけ、続いて連合国軍の占領により市の中心部は接収されました。一方、昭和25年に始まった朝鮮戦争の特需によって経済は上向き、昭和27年には対日講和条約がむすばれて独立を回復します。
戦争の影を色濃く残しながらも、新しい時代へと動き出した横浜。そんな街と人びとの姿をとらえたのが、広瀬始親氏です。広瀬氏はシャイな性格なのか、後ろ姿の印象的な写真が多く、その背中には当時の社会や暮らしのあり様が写し出されています。
この度、昭和100年を記念し「昭和の背中」と題する写真パネル展を開催いたします。広瀬写真を通して、昭和30年頃の横浜の街とそこに生きた人びとに思いをはせていただければ幸いです。
◆展示概要◆
【会 期】 2026(令和8)年7月18日(土)~12月27日(日)
【開 館 時 間】 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
【会 場】 横浜開港資料館 旧館2階ギャラリー
【主 催】 公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団(横浜開港資料館)
【休 館 日】 月曜日(祝日の場合は営業、翌平日が休館)
【入 館 料】 一般500円、小中学生 横浜市内在住65歳以上250円

駄菓子屋来襲 昭和31年(1956)1月29日 曙町の駄菓子屋に参上した子供たち。ソーダは10円、落花生は一袋60円。(横浜開港資料館蔵)

広瀬始親氏が理髪店の鏡にうつった自分を撮影した一枚。 昭和28年(1953)8月8日 (横浜開港資料館蔵)